テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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Señorita

第4話 - Episode4

101

2023年10月01日

#グクテテ

#恋愛

#BL

ぐくのぴあす🐰💜

彼の家からの帰り道

僕はテヒョンさんに電話した

たった一言

「会いたいです」

Taehyung

ジョングガ

Jungkook

すみません、急に、

Taehyung

なんかおれ、

Taehyung

都合のいい男みたい笑

Jungkook

すみません、

Jungkook

、、走ってきたんですか？

Taehyung

呼び出されるなんて思ってなくて、何かあったんだろうなって思ったら心配で

Taehyung

なんか、会うの久しぶりだね

Jungkook

二週間ですけどね、笑

Jungkook

僕、彼と終わらせてきました

Jungkook

ちゃんと断って、関わらないでって言いました。そしたら分かってくれて、

Jungkook

、、これで、良かったんでしょうか

Taehyung

うん

Taehyung

ジョングガは正しいよ

微笑む彼を見ていると、何だか不思議な気持ちだった

安心して、

涙が流れた

Taehyung

何で泣くんだよ、笑

Jungkook

、、安心して、

Taehyung

、、ジョングガ

Taehyung

あの店に行こう

Taehyung

ねぇ、

Taehyung

おれ、もっとジョングガのこと知りたいな。もっと、近づきたい

Jungkook

え、

Jungkook

僕たちは、友達ですよね、？

Taehyung

、、友達として

Jungkook

あ、はい

Jungkook

何でも聞いてください

Taehyung

ふふ、

Taehyung

じゃあ、好きなタイプは？

Jungkook

えっ?!

Taehyung

友達でしょ？好きなタイプくらい教えてよ〜

Jungkook

、、余裕があって、気持ちに寄り添ってくれて、、

Jungkook

一緒にいて安心する人、です

好きなタイプはあなたですって言ってるようなものじゃん、、

Taehyung

へ〜、そんな完璧な人いる？笑

目の前にいます

Jungkook

てっテヒョンさんは？

Taehyung

んー、おれは、

Taehyung

ジョングガみたいな人

Jungkook

えっ、、、?!

悪戯っぽく笑う彼は、とても綺麗だった

Jungkook

酔ってます？

Taehyung

ん、、ちょっとだけ

Jimin

おい

Jungkook

あ、ジミンさん

Taehyung

ジミナいたの？

Jimin

ごめんねジョングギ

Jimin

こいつ酔うと口説く癖があってさ

Jimin

これで何人被害にあったか、、

Taehyung

ちょっと、被害とか言わないで

Jungkook

そうなんですね、笑

Jungkook

びっくりした、、

テヒョンさんのタイプが僕だなんて有り得ない

Jimin

お前もう酒飲むな

Taehyung

ひどーい

Jungkook

大丈夫ですか？笑

Taehyung

へーき

Taehyung

ちょっと視界が揺れるだけ

Jimin

それやばい合図だよ

Jimin

潰れる前に帰りな

Jungkook

そうですよ、気をつけて帰ってください

Taehyung

ん、分かったよ

Taehyung

あ、

帰ろうとした彼が振り向く

Taehyung

抜け駆け禁止

Jungkook

Jimin

そんなことしないから

Jimin

早く帰れ

少しふらつきながら帰っていく彼を見送ってから、ため息をつく

Jungkook

抜け駆けって、、

Jimin

まぁ、ジョングギのこといいなって思ってたこともあったけど、

Jungkook

え、、っ?!

Jimin

前はね、笑

Jimin

でもジョングギのそばにいるべきなのはテヒョナだから

Jimin

テヒョナならジョングギを幸せに出来ると思うし

Jungkook

でも、僕たちはただの友達で

Jimin

それあいつが言ったの？

Jungkook

、、はい、

Jimin

はぁ、なるほどね、

Jimin

先が思いやられるな

Jungkook

え、？

Jimin

まぁ、今日は飲み過ぎないように早く帰りなよ

Jimin

じゃあまた

Jungkook

はい、、

家に帰って考えた

僕は確実にテヒョンさんに惹かれている

彼が好きなんだ

彼に抱かれた夜を思い出した

酔っていたとはいえ意識はあった

Jungkook

、、また抱かれたいなんて思うのは

Jungkook

わがままだよね、

Jungkook

僕たちはただの友達だから

あぁ、体が熱い

彼が触れた唇、首筋

全てを鮮明に思い出す

こんなの間違ってる

彼はそう言った

だけど逆らえないんだ

数日後

何となく外に出て、夜の街を歩いていた

Jungkook

（テヒョンさんに会えるかも、）

Jungkook

（なんて思ったりして、）

しばらく歩いていると、彼を見つけた

Jungkook

え、

綺麗な女性が隣にいた

立ち止まって、女性が彼にキスをした。彼はそのキスを拒まない

Jungkook

、、彼女、？

もしかしたら酔ってるのかも

ジミンさんが言ってた

酔うと口説く癖がある、と

彼が僕に気付いて近づいてきた

Taehyung

ジョングガじゃん

Taehyung

こんなとこで何してるの

Jungkook

酔ってますか？

Taehyung

え？今日は酒飲んでないけど

Jungkook

っ、、！

Taehyung

ジョングガ、っ？

すぐにその場から走り去った

Jungkook

はぁっ、はぁっ

こんなに全力で走ったのは何時ぶりだろう。息が苦しい

Jungkook

そう、だよ、

Jungkook

やっぱり僕は特別なんかじゃない

彼から電話がきている

出られない

出たくない

Seojun

グガ？

Jungkook

Seojun

あ、えっと、

Seojun

久しぶり、

Seojun

何してんのこんなとこで

Jungkook

ソジュン、、

Seojun

、、泣いてんの、？

Seojun

何があったんだよ

彼が僕に駆け寄った

あぁそうだ、

彼は優しかったんだ

Jungkook

自分勝手なのは分かってる、

Jungkook

僕を、、

Jungkook

僕を抱いてくれる、？

彼に抱かれながら、僕はテヒョンさんを思い浮かべた

僕の目に映るのはソジュンじゃなくてテヒョンさんだった

Seojun

っ、、おい、

Seojun

大丈夫かよ、

知らない内に僕は泣いていたらしい

シーツは涙で濡れていた

Jungkook

やめ、ないで

Seojun

、、いや、

Seojun

やめるよ

彼は動きを止め、僕にシーツをかけた

Seojun

何があったか知らないし、

Seojun

俺が関わることじゃないと思うけど

Seojun

こんなの間違ってる

Jungkook

Seojun

俺と関わるのやめたんだろ

Seojun

決意したんだろ

Seojun

流された俺も悪いけど、

Seojun

お前はもう戻ってきたらダメなんだよ

Jungkook

、、そう、だね、

Jungkook

ごめん、

Seojun

とりあえずシャワー浴びてこい

Seojun

着替え置いとく。服は返さなくていいからそのまま帰りな

Jungkook

分かった、

本当に僕は何をやっているんだろう

自分から縁を切った元彼に抱いてと言うなんて、どうかしてる

Jungkook

僕は、どうしたらいいんだろう

スマホが鳴る

テヒョンさんから電話が来てる

Jungkook

もしもし、

Taehyung

「今どこ」

Jungkook

、、街を歩いてます、

Taehyung

「どの辺にいるの」

Jungkook

、、、

Taehyung

「、、今から行く」

電話を切り忘れているのか、風を切る音がする

Jungkook

走って来なくたっていいのに、

Taehyung

ジョングガ、、っ!!

数十分後、彼は息を切らしながら僕に駆け寄って、

強く抱き締めた

Taehyung

すごい探したんだけど、、っ

Jungkook

、、、

Taehyung

ジョングガ？

何も話せなかった

口を開けば泣いてしまいそうで

Taehyung

ねぇ、どうしたの

Jungkook

、、僕は、ただの友達です、

彼から離れる

Jungkook

抱き締めたり、しないでください

Jungkook

勘違いします、

Taehyung

え、？

Jungkook

さっき、女性と歩いている所見ました

Jungkook

キスしている所も

Taehyung

ジョングガ、

Jungkook

どうしてもあなたに惹きつけられるんです。どうしようもないんです

Jungkook

「ただの友達」ってあなたは言ったけれど、、友達なら、、

Jungkook

どうして僕の目に映るあなたは魅力的なんですか、、？

Taehyung

Jungkook

あなたから離れるなんて簡単だと、あなたなんて必要ないと、言えればいいんですけど、、

Jungkook

そんなの無理です

Jungkook

あなたに触れられたあの夜から、僕はあなた無しでは生きていけない

Jungkook

どうしてくれるんですか、、

あぁ最悪だ

感情が爆発して言うつもりの無かったことまで、、

Jungkook

、、僕、帰ります、

帰ろうとした僕の腕を彼が掴んだ

Taehyung

、、好きだよジョングガ

Jungkook

っ、、？

Taehyung

おれがただの友達だって言ったんだけど、、

Taehyung

友達だなんて思ったことない

Taehyung

おれ、初めて会った時に言ったよね

Taehyung

おれの目に映る君はとても魅力的だって

Taehyung

今も変わらない

Jungkook

っ、、

Taehyung

おれは、ジョングガが好きだよ

Jungkook

嘘、、

Taehyung

ほんと

Taehyung

それと、さっきジョングガが見たって言う女の人

Taehyung

彼女でもないし、全然知らない人

Jungkook

え？

Taehyung

偶然隣歩いてて、その人だいぶ酔ってて、彼氏と間違えておれにキスしたみたいで、

Taehyung

おれも急だったからびっくりして引き離せなかった

Taehyung

勘違いさせてごめんね

Jungkook

そう、だったんですね

Jungkook

よかった、、

Taehyung

ねぇ、

Taehyung

着いてきて

彼が僕の手を引く

僕を見るその目は、危険なほど妖艶だった

Señorita

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101

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うわぁ！！！！！最高すぎる😭 ソジュンもいい人になってた！💖 泣けてきますよ😭💜 続き楽しみにしてます♪

ぐくのぴあす🐰💜

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