不死川実弥
(過去に戻って3日、俺は鍛錬を始めた。女だから筋肉があまりつかないかもしれないし、筋肉がなくても技術で補えるようにしておかないといけないからな。)
不死川実弥
(親父はやっぱりクズのままだった。過去に戻ったから仕方のないことだろうけど、変わってくれてたらよかったのに)
不死川父
おい実弥!金をどこにやった!早く出せ
バシッ
不死川実弥
ッ、お前に渡す金なんて、ない
不死川父
親にそんな口聞いていいと思ってんのか!
ドスッ
不死川実弥
グフッ、お前のこと、親なんて思ったことない!
不死川志津
あんた!お願いやめて!
不死川志津
金なら出すから!子供に手、出さんといて!
不死川父
チッ、初めからそうしとけりゃよかったんだ。
不死川志津
実弥、ごめんねぇ、父さんのこと許してやってね。
不死川実弥
、、、うん
不死川実弥
(どうやったら誰も死なない?このままだったら前と同じじゃないか。)
不死川実弥
(今度こそは守る。)
不死川実弥
(俺は家族にすごい美味しくなくてもいいから、たくさん食べさしてやりたかった。だからたくさん働いた。初めは子供だからと小さなお使いを頼まれたりしただけだったが、できる限りお金をもらえるようにと読み書きや難しい計算そして礼儀作法をしっかり覚えて、最終的には大変な仕事まで頼まれるようになり、結構可愛がられたと思う。)
不死川実弥
(あと、前と同じにならないように親父を徹底的に自立させようとした。鍛錬を積み重ねた、風の呼吸を全てできるようにして、女だから前より力がない分技術を磨いた。全集中常中までもできるようになった頃には、大の大人に負けない位の強さになった。力がついて、ある日母ちゃんに手を出そうとしたときに思いっきり投げ飛ばした。)
不死川実弥
(兄妹たちは目をまん丸にして驚いていた。親父も顔真っ白にしていた。その時俺は宣言した。これ以上家族に手を出すならみんなを連れて出て行くと。俺は今働いているし、母ちゃんはまだ元気だし親父がいなくても生きていける、ただ親父に力で勝てなかっただけだったから。)
不死川実弥
(親父もさすがにやばいと思ったのだろう。酒に手を出すのをやめ、夫婦二人三脚で仕事をやるようになった。母ちゃんの親父がしっかり働くようになって、それが嬉しくてキャッキャと親父を褒めていた。それでどんどん親父は笑顔を取り戻していった。近所の人たちも、これからだなと応援していた。)
不死川実弥
(だけど結局親父は死んだ。前と同じように刺されて。)
不死川実弥
(理由は簡単だ。親父をそこら中で問題起こしていたんだ。今の親父のことを知らない奴が恨んで刺したらしい。)
不死川実弥
(家族も近所の人たちも葬式では泣いていた。これからだったのに、頑張っていたのに、と。)
不死川実弥
(また手からこぼれ落ちていく、俺の大切な人たちが。)
不死川志津
実弥、疲れた?休む?
不死川玄弥
姉ちゃん、大丈夫?
不死川実弥
あぁ、大丈夫だ。
不死川志津
実弥、ちゃんと休みや?
不死川実弥
うん、ありがと






