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キュッキュッキュッとグラスを拭いて置いてまた新しいグラスを拭く
あの日から毎日 私は意味の無い生活をしている
私の「番」が交通事故で死んだ日からずっと
キキーーッ!!
ドンッ
大きな音と共に目の前には血だらけの彼女が倒れていた
ユメ
ハル
近づいて抱き寄せ声をかけても彼女は一向に目を開けない
ハル
ハル
ハル
ハル
血だらけの彼女を抱きながら私は何か壊れたかのように声をかけ続けていた
あの日から数年経って私は26歳になってた
もう何年も番になってないし、好きな人も現れない
抑制剤もずっと飲んでるから何も感じない
はずだった
リオ
この泣いてる女性は毎度男性に振られてはここに来る常連さんだ
不思議なのはこの人からフェロモンを感じること
ハル
リオ
ハル
ハル
リオ
リオ
ハル
リオ
リオ
リオ
ハル
もう時間も遅く他のお客さんも居ないから良かったけど、この後この人はちゃんと帰れるのか…?
リオ
ハル
そうこうしているうちにリオさんは眠りについてしまった
ハル
ハル
仕方ないからお店を閉めて片付けを始めた
1時間後
片付けが全て終わってリオさんはとりあえずお店の2階が自宅なので連れていくことにした
ハル
ハル
リオ
グッと抱き上げて自室まで連れていった
ベッドに寝かせるとリオさんはうっすらと目を開けた
ハル
リオ
リオ
ハル
リオさんは私の首に腕を回すとチュッとキスをした
ハル
リオ
唇を離すとリオさんは一言だけ言い放った
リオ
ハル
困惑していると、その時に気づいたこの部屋の異変に
ハル
部屋中に充満する誘発フェロモン
ハル
リオ
リオさんの呼吸は段々と早くなり、聞くまでもなくヒートを起こしていた
ハル
久々に感じたΩの甘いフェロモン
そこからの記憶はあまり無い
覚えているのはリオさんの掠れた声だけ
ハル
リオ