メアリーは大きな溜め息を吐いて玄関の鍵を開けた。
時刻は23時42分、新聞社勤務の彼女にとってこの時間帯の帰路は日常茶飯事だ。
そんな彼女の帰りを迎えてくれるのが飼い猫のティムだ。
メアリー
メアリー
メアリー
メアリー
普段なら鳴きながら喜んで駆けてくるのだが、
なぜかティムが姿を現さない。
リビングの明かりをつけ、ソファーも確認したがやはりティムはいない。
メアリー
メアリー
メアリー
リビングの電気に照らされた寝室のごくわずかなスペースから、
ティムがのそのそとメアリーに近寄ってきた。
メアリー
メアリー
メアリー
ティムはメアリーに抱えられながらそわそわと身体を揺らしていた。
メアリーが寝室を覗いてみると、
寝室の端に毛布が散乱していた。
メアリー
メアリー
メアリー
毛布を掴み上げたメアリーは絶句した。
そこにあったのが紛れもなく人間の腕だったからだ。
それも、腕「だけ」だ。
メアリーは声にならない悲鳴を上げ硬直したが、
我に返ると、通報しようと慌てて電話へと駆け寄った。
恐怖心からかうっかり受話器を取り落としてしまった。
その時、
メアリーは頭に強い衝撃を受け、その場で昏倒した。
翌日 9時45分
フランクリン
トーマス
トーマス
トーマス
フランクリン
ロス市警勤務のフランクリン警部は床に転がっている、
切断された女性の生々しい腕を見下ろした。
フランクリン
フランクリン
トーマス
フランクリン
トーマス
トーマス
フランクリン
トーマス
トーマス
フランクリン
ヴィクター
片手にコーヒーの香り漂うカップを握ったヴィクター刑事が現れた。
トーマス
フランクリン
ヴィクター
フランクリン
フランクリン
ヴィクター
ヴィクター
フランクリン
ヴィクター
ヴィクターは血で染まった絨毯へと歩み、屈み込んだ。
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
フランクリン
トーマス
トーマス
トーマス
トーマス
ヴィクター
その日の夜 ロス市警。
フランクリン
フランクリン
フランクリン
フランクリン
トーマス
トーマス
フランクリン
フランクリン
フランクリン
ヴィクター
ヴィクター
トーマス
トーマス
トーマス
トーマス
フランクリン
トーマス
ヴィクター
ヴィクター
トーマス
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
ヴィクター
フランクリン
フランクリンは少しホッとしたが、ヴィクターは真剣な面持ちで言った。
ヴィクター
ヴィクター
2019.02.25 作
コメント
1件
なんか、すげぇ(語彙力)