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No.10
ハロウィンの悪魔
○○side
必要な範囲の料理はするけど、 それ以上は出来ない私。
でもハロウィンだし。 と思って初心者でも作れる 簡単なお菓子を作ろう。 と思い立つ。
かぼちゃを使ったお菓子や、 見た目に拘ったお菓子。 どれもハロウィンらしくて、 これが作れたら 楽しいだろうな……と 思いながらも、これは本当に 初心者でも作れるのだろうか。 と疑問に思う。
それでも、どうせ作るなら 見た目にも拘りたい。
そして見つけたのは、 クッキーの上にマシュマロを 乗せて、レンジで温めたもの。
マシュマロが程よく溶けて、 お化けのような見た目になる らしい。
簡単かつ、見栄えも良い。
買い出しを終えて家へ帰ると、 仕事が早く終わったらしい 大我がリビングに居た。
京本大我
○○
京本大我
○○
京本大我
私が台所でガサゴソしていれば 何買ってきたの?と やって来て袋を覗く。
京本大我
○○
パァっとした笑顔で、 トリック オア トリート!と 言う大我に、待てをする。
えー、と膨らませたほっぺが 可愛くて、人差し指で つんつんしてみる。
京本大我
○○
じゃあ、甘んじてイタズラを 受けようかな?と笑えば、 大我も私のほっぺを つんつんと突く。
京本大我
小さく笑った大我に 思わずキュンとしてしまう。
びっくりするくらい お菓子よりも甘い男だ。
○○
これからハロウィン映えする お菓子を作る、と言えば、 俺もやる!と言って聞かない 大我にやり方を教える。
とは言え、難しいことは 何も無くて、せいぜい マシュマロが溶けたあとに チョコペンで描くお化けの顔が 可愛くなるか、 おぞましくなるかの 違いだろう。
そう思っていたのだけど、 『京本大我』はひと味違う。
マシュマロを溶かしすぎる くらいならいい方で、 何故か味のアレンジを したがって、七味を振ったり、 ワサビを添えてみたり…
必死に止めたのだけど、 止めきれなかった2、3個が ロシアンルーレットのように 混ざってしまった。
京本大我
少年の瞳でワクワクしている 彼を見れば、 もう許すしかない、と 笑えてきた。
とりあえず大我が作った やつをしっかり覚えて、 手を出さないようにしようと 決めた。
ジェシー
田中樹
やいのやいのと始まった ハロウィンパーティー。
森本慎太郎
髙地優吾
松村北斗
○○
京本大我
田中樹
○○
京本大我
さぁ、お食べ、と笑う大我は 悪魔そのもの…
ロシアンルーレットで 当たりを引いた面々の 叫び声よく響いた夜だった…
松村北斗
髙地優吾
田中樹
𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐇𝐀𝐋𝐋𝐎𝐖𝐄𝐄𝐍!
コメント
1件
可愛いww