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"奏"と"かな"は別人だ。
"奏"は嘘つきだ。
"かな"は小鳥の前での自分。
誰かに"かな"と呼ばせることは許さない
俺は小鳥だけの"かな"でありたい。
"奏"は大嫌いだ。
俺の中の"奏"は、もう…
死んでいるんだ。
小鳥
奏
小鳥
小鳥
小鳥
奏
奏
奏
小鳥
小鳥
奏
奏
小鳥
小鳥
先生
小鳥
先生
小鳥
鈴音
鈴音
小鳥
天音
天音
小鳥
小鳥
小鳥
小鳥
小鳥
天音
天音
天音
鈴音
天音
天音
鈴音
小鳥
小鳥
鈴音
天音
鈴音
天音
鈴音
天音
鈴音
天音
鈴音
天音
小鳥
小鳥
ガラッ
鈴音
鈴音
鈴音
シャッ
奏
鈴音
鈴音
奏
鈴音
天音
奏
奏
鈴音
鈴音
天音
奏
奏
鈴音
奏
鈴音
鈴音
奏
最近、俺が死ぬ夢をよく見る。
本当に死んでる訳じゃない。
死ぬ前に目が覚める。
俺は、小鳥に拒絶されて
自殺するんだ。
他にも。
小鳥が歌を歌ってるんだ。
その歌は昔、まだ幼稚園に通ってた頃。
親の迎えを待ってるときに一緒に歌ってた歌なんだ。
いつものように、親が来るまで歌ってる。
小鳥は、小鳥パパに迎えに来てもらえる。
笑顔で、嬉しそうに小鳥パパに飛びつく。
でも、俺には永遠に迎えが来ない。
俺は、小鳥に声をかけた。
でも、一切こっちを振り向かない。
聞こえてない。見えてない。
家族がいない俺には、唯一の小鳥に無視されることが1番辛い。
そしたら俺はいつの間にか、眠ることが怖いんだ。
一度。
夢の中で。
「"奏"が大嫌い。」
小鳥にそう言われたんだ。
歌うように、サラッと。
だから、俺は"奏"じゃなくて
"かな"でありたいんだ