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日菜
ララ
日菜の質問にララが答え、 三人で耳をすます。
風の音とともに鈴の音が聞こえてくる。
トト
トトが指を差した先には、 一人の少女が立っていた。
トト
トトの声を聞いて振り向いた、 『コノハ』という少女は、 笑顔で返事をする。
コノハ
トト
日菜はトトの紹介に合わせて頭を下げる。
コノハ
コノハは頬を膨らませ、 わかりやすく嫉妬した。
ララ
ララがコノハの顔をじっと見つめる。
少し照れたコノハは顔を逸らし、 腕を組んで再び頬を膨らませた。
トト
コノハ
コノハと慣れた様子で話す双子を見て、 日菜はおろおろと、 視線を動かすことしかできなかった。
双子はコノハとの思い出をすらすらと口にする。
コノハも笑いながら楽しそうに思い出を語る。
日菜はすぐにでも、 ここから逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
ララ
トト
トトの一言で、 音もなく静かに、 目から涙がこぼれ落ちていることに、 日菜は気づいた。
この状況で唯一冷静だったのは、 コノハだけだった。
ゆっくりと日菜に歩み寄り、 そっと頭を撫でる。
コノハ
そう言いながらコノハは、 日菜を優しく抱きしめる。
コノハ
コノハは日菜と一緒に木陰へと移動し、 近くの岩に腰掛けた。
その光景を見た双子は、 何も言わずただ茫然と立ち尽くしていた。
三十分ほどが経ち、 落ち着いた日菜とコノハが戻ってきた。
トト
日菜
トトは日菜の笑顔を見て安堵し、 いつも通り日菜の頭を撫でた。
トト
コノハ
日菜
日菜の悪気のない質問に、 トトは少し渋い顔をする。
トト
ララ
ララがうろ覚えの病名を、 辛そうな表情で言った。
コノハ
コノハは自分の胸をそっと撫でる。
日菜
コノハ
日菜
日菜はコノハの言葉を聞いて安心した。
ただここで、 一つの疑問が発生する。
日菜
コノハ
コノハは言葉に詰まった。
トト
トトが呑気に口を挟む。
ララ
トト
ララのツッコミで、 またいつものけんかが始まった。
ララ
トト
ララ
言葉ではララに一歩及ばないトト。
コノハ
日菜
双子の言い合いを見物しながら、 コノハは質問に答える。
コノハ
日菜
コノハはそれ以上答えなかった。
日菜も察したのか、 くすくすと小さく笑いながら、 意味のないけんかを、 コノハと眺め続けるのだった。
数時間後、 人間界へと戻ってきた日菜は、 母の作ったカレーを勢いよくかきこんでいた。
日菜
母
日菜
母の注意に一応返事はするものの、 二杯目もまるで飲み物のように食べていく。
日菜
母
日菜
食べ終えた皿をそのままに、 日菜は双子の待つ自分の部屋へとダッシュする。
日菜
ララ
部屋に戻るとトトの姿はなく、 ララだけがベッドにちょこんと座っていた。
ララ
日菜
日菜は膨れたお腹をさすりながら、 ベッドに横たわる。
そして段々と目が閉じていく。
日菜
ララ
そのまますやすやと寝息を立てて寝てしまった日菜を見て、 ララ自身も幸せを感じていたのだった。