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薫
朱鈴
朱鈴
薫
薫
ああ、驚いた顔も可愛いなぁ...
朱鈴
朱鈴
薫
薫
朱鈴
朱鈴
薫
薫
薫
まぁ、鞄は教室に置いて来ちゃったし
合鍵を使ったんだけど
私は彼が、ただひたすらに怖かった。
どこら辺が怖いかといえば
薫
薫
薫
薫
朱鈴
朱鈴
私の元気がなければ
酷く優しく触れてくるところ
まるで、壊れ物を扱うかのように
優しく撫でて、暖かな目を向けてくる。
朱鈴
しかし、その優しさにほっとすると
薫
朱鈴
今度は背筋が凍るほどに
暗い感情を出してくる
怖いのは、この感情の不安定さ。
薫
薫
朱鈴
でもすぐ反省したように、悲しい顔をする
いつからこんなに
変わってしまったんだろう
昔はもっと穏やかだったのに…
朱鈴
現在
先輩が卒業し、高校3年生になった今から
ちょうど5年前の話
5年前_中学1年生
朱鈴
朱鈴 母
朱鈴 母
朱鈴
ザァー_
朱鈴
朱鈴
永井
朱鈴
姫乃
琴夏
琴夏
朱鈴
琴夏
琴夏
朱鈴
朱鈴
琴夏
雨の音が、声を曇らせた日
琴夏
永井
朱鈴
薫
朱鈴
彼より近くに居た友達の声よりも
なぜか彼の声の方が鮮明に聞こえた。
透き通った、優しい声色だと
耳が覚えた。
琴夏
朱鈴
永井
姫乃
朱鈴
永井
恋煩いに勉学
この時期は何かと、苦しんでいたと思う
家に帰っている途中
ベンチに座って
薫
静かに泣いている人がいた
厳密に言うと、泣いてはいなかったけど
私にはそう見えた。
朱鈴
薫
「大丈夫ですか?」とは言わなかった
顔が大丈夫だと言っていなかったから。
朱鈴
朱鈴
薫
朱鈴
腕を引っ張られて、ハグをされた時
驚いたと同時に少し安堵した
薫
朱鈴
朱鈴
朱鈴
朱鈴
薫
朱鈴
朱鈴
安心したのもつかの間、
薫
彼は熱で倒れた
それが
薫さんとの出会い
朱鈴
今では懐かしい思い出
薫
薫
朱鈴
朱鈴
薫
朱鈴
つい昔の名残で、下の名前で呼んじゃった
薫
薫
薫
朱鈴
けれど今の薫さんを前にすると
言葉が喉に突っかかる。
薫
薫
朱鈴
薫
薫
薫
薫
朱鈴
薫
朱鈴
ああ、可哀想な雪ちゃん
自分で自分の首を絞めていることに
まだ気づいていない。
薫
君が罪悪感に苛まれていることも
そんな自分を責め立て続けていることも
そして何より
僕に怯えていながらも離れようとはしていない事も。
薫
薫
それを知っていて離れないのは
彼らを傷つけない為かな?
誰よりも優しくて、不器用な君のことだ
薫
薫
素敵な人質になってくれてありがとう
_ってね
雪ちゃんは気持ちに鋭いようで
案外鈍い
そんな所が
ものすごく愛しい
だからこそ
その雪ちゃんを独り占めしてたアイツが
羨ましくて、悔しくて
けどそれも
もう終わり
薫
薫
君を幸せにできるのも、
薫
薫
朱鈴
愛せるのも僕だけでいい
幸せは待つものじゃない
自分から掴み取るもの
可哀想な雪ちゃん
僕なら全て
受け入れて
君を誰よりも愛してあげるのに
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