日曜日
千春
千春
クローゼットから 数着の服を取り出す
千春
千春
千春
千春
なんにも浮かばない…
着たい服も 見せたい服もない
千春
里奈と出かけるなら
千春
千春
ワンピースを着る…
「恥ずかしいから」
そんなことを言って
膝の隠れる丈を選ぶ
千春
膝の見えるワンピースを 手に取る
千春
言ってくれたから
千春
これ!
ピンポーン
千春
頼人
頼人
千春
頼人
ごめんな?
千春
頼人が飲み物と お菓子を用意してくれる
頼人
千春
千春
気が利くよね
頼人
頼人
頼人
ちゃんと好きだよ?
千春
千春
頼人
千春
千春
千春
千春
千春
千春
頼人
頼人
千春
千春
千春
頼人の彼女だよ?
頼人の大きな手を 握りしめる
頼人
強く握り返された手は
ゴツゴツして痛かった
頼人
千春
千春
千春
千春
頼人
俺のこと好き?
千春
千春
軽く伸びをして キスをする
頼人
頼人の湿った唇は
コンニャクみたいで 気持ち悪い…
頼人
千春
強く手を引かれ
千春
荒々しく 唇をふさがれる
千春
顔に触れる 手が、指が
千春
口に張りつく ねばついた液体も
口内に滑り込む舌も
千春
力も、熱も、固さも
全部、全部
自分とは、女の子とは 違っていて…
気持ち悪い
千春
千春
頼人
頼人
頼人
頼人の手が ワンピースに触れる
千春
千春
千春
「これが千春に似合う」
頼人
千春
千春
頼人
千春
そんな日もあるよ
頼人
頼人
いつもは…
短いワンピースに
頼人の手が触れた
千春
あたしの里奈に
千春
頼人
頼人
もう、泣くなよ…
頼人
千春
千春
千春
千春
頼人
千春
頼人
頼人
千春
本当に、ごめん…
泣くつもりなんて 無かった
だけど
体に触れられる事よりも
里奈との思い出に 触れられる事が怖かった
頼人
千春
頼人
千春
頼人
頼人
友達と付き合うなんて…
千春
千春
千春
千春
頼人
頼人
頼人
気づいてた…
千春
頼人の隣に居ても
触れ合っても
あたしが想うのは 里奈だけだった
千春
あたしたち
頼人
頼人
千春
千春
別れたかった…
頼人
頼人
頼人
千春
ワンピースの 袖と裾を握りしめる
抑えきれない この想い、この気持ち
もう自分にウソはつけない
千春
千春
頼人
頼人
千春
ごめんなさい…
本当は初めから
千春
好きなんかじゃなかった
千春
千春
頼人
頼人
千春
世間体のために付き合って
里奈を忘れるために 抱き合って
頼人だけを傷つけた
自室に戻ると また涙が溢れだした
千春
千春
普通じゃないあたしに
普通の恋愛なんて 出来るはずがないのに
千春
千春
千春
千春
思ったんだろう?