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ネットのうわさ 7話

第1話 - ネットのうわさ 7話

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2019年03月11日

#ホラー

おかちゃん

昨日、雄平によって強制的に獣と戦わされたソラは芝生の上で寝ている。夏の太陽がカーテンの隙間から顔を出し、ソラの顔をつつく。何か広い公園のようだが、建物の中である。

ソラ

はっ！つっっ。

ソラ

痛い・・怖い。なんだったっけ。

ソラ

（これまでのことは、全てゲンジツだ、、リアルだ。）

一瞬で全てを思い出すソラ

ピーチ

おはよ。

ソラ

ん？え？仲間っすか？

ピーチ

私は雄平の彼女005番だ。

ソラ

ここからは、逃げられないのか？

ピーチ

そう。雄平は可愛いそうな人よ。

サル

キーキーーキュイン。ピピピピーー。

ピーチ

エサの時間ね、みんな食べなさい。

ワンっ

ニャー

くるくるくるぅー

ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ

ピーチ

こいつらわ可愛いわね。

ソラ

今、この状況を短い言葉でいいから、説明してくれ

ピーチ

雄平城よっ！

ソラ

は？城？そんないいもんかよ。

ピーチ

私は雄平に何度もだかれたわ。

斜め上を見ながらポツポツと語り出すピノ

ソラ

雄平とやったのかよ

ピーチ

あんた私を怒らせない方がいいわよ

ソラ

わっわかった。これ以上は、なにもきかないよ。

ピーチ

ウフフ。

ソラ

ところでここは何なんだ？

ピーチ

ソノよ。

ソラ

その？ん？

ピーチ

ここでは生きてるって感じがするの。

ソラ

俺はどうなるんだよ！

ピーチ

あんた、雄平の友達よね。なら、大丈夫よ。

ピーチ

ぷっ。

ソラ

なぜ、笑うんだ。こんなところにいてよく笑えるなっ。まあ、いいわ。

なぜかそこにあった研磨石でナイフを磨き始めるソラ

ソラの表情は厳しくも雄平に立ち向かわんとした表情をしている

ピーチ

そんなナイフで何ができるのよ。可愛いそうだからヒントをあげようか？

ソラ

くれよくれよ

ピーチ

シンプルよ。雄平のやりたいようにやらせればいいのよ。

ソラ

は？まずコロシアイを止めてくれよ！！

ピーチ

それは、無理よ。みんな本能をむき出しながら死んでいったわよ。

ソラ

お前そんなこと言って正気か？

ピーチ

頭も体もピンピンしてるわよ

ソラ

なっなら、お前もオレと一緒に闘えよ。

ピーチ

いやよ。

ソラ

薄情だな。こんなの嫌だぜ。はあ、死んだらどうなるんだよ。

敷きつめられた芝生の上で寝そべり出すソラ

ソラ

あ〜あ。死ぬ前に世界一美味しい牛丼が食べたいわ

ピーチ

私はステーキ派よ。

ソラ

ああ、お腹が空いてきたなぁ

ピーチ

あんたも食事にしてあげるわよ。

ソラ

オレを獣に食わせるのか？

ピーチ

うふふ。あんたおもしろいわねぇ。ブレックファーストの時間よ！

ソラ

ブレックファースト？

ピーチ

朝食よっ！

ソノと呼ばれる部屋にいくつかある扉の一つに向かって歩き出すピノ

ソラ

はっはっはっ！飯だ！

ガチャっ、キーー

ピノは扉を開けた

黒井

ピノ様、ブレックファーストの時間ですか？

ピーチ

そうよ、今日は雄平の友達も来てるわよ

ソラ

トモダチじゃねーよ

ピーチ

それは口にしない方がいいわよ。

黒井

何になさいますか？

ピーチ

いつもの頂戴。

黒井

かしこまりました。

レストランのような内装の部屋に案内されたソラは何か落ち着かない様子だ。

ピーチ

どうしたのよ。

ソラ

こうゆうところでメシ食ったことないんだよ。なんか落ち着かないぜ！

ピーチ

ここの料理は絶品よ。

ソラ

なんでもいいから早くしてくれよ

ピーチ

ここは、ホモ・サピエンスしか入れない場所なの

ソラ

ホモ・サピエンス？オレはそんな趣味ないんだけど

ピーチ

あんた笑かすわね。ホモ・サピエンスとは私たちのことよ。私もあんたもホモ・サピエンスという賢い種に分類されるのよ。つまり、人間よ。

ソラ

オレは賢くないぜ。オレはホモ・ソラだ。

ピーチ

あんたそうゆうこと言ってたら痛い目見るわよ

黒井

お話し中のところ失礼致します。お食事が用意できました。

テーブルに料理が届けられる。ブレックファーストは、蓋がしてあり中身が見えない。しかし、良い匂いが部屋中に漂う。

ソラ

待ってました！美味しそうだな。

ピノは誰にも聞こえない声でお祈りをしている

テーブルの上には最高級ワインロマネコンティと蓋がされた料理が一品置かれている。

ソラ

オレは朝っぱらからから酒は飲まねーぜ？

ピーチ

呑んどいた方がいいわよ。

ソラ

しょうがね〜な

ソラは大のお酒好きであり、もうどうにでもなれという気持ちになっている。

ピーチ

乾杯

ソラ

乾杯

ゴクゴクゴク

スーズズズッ

ピーチ

まずまずのできね。

ソラ

もう一杯くれっ！

トクトクトク

黒井

1989年産のワインです。

ピーチ

なんか不思議な味わいね。

時刻は2044年5月15日午前9時37分である。

ソラ

もう一本くれっ！

ピーチ

やめときなさいよ。

黒井

お待たせしました。黒井205です。

ソラ

お前はアイを知ってるかあ？

ピーチ

知ってるわよ。

ピノは恍惚の表情を浮かべている

黒井

ホカニナニカアリマセンカ

ピーチ

黒井はいい奴よ。私の友達なの。

ソラ

さっきから、料理を運んでいる奴は、もしかしてロボットか？🤖

ピーチ

そんなこと関係ないわ。愛よ。

ソラ

答えになってないぞ。

ピーチ

私信じてるのよ。

ソラ

なにを？

ピーチ

それは、シークレットよ。あんたには教えてあげないわよ。

静かに祈り始めるピノ

10分後

ソラ

さっきから、なにしてんだ？

ピーチ

オイノリよ。

ソラ

オレは分からないよ。目に見えることが全てだと思ってる。

ピーチ

アンタ馬鹿ね。

ガチャン

不気味なオーラが流れる。

ソラ

なんやっ！

とっさに声を荒げるソラ

雄平

アイラービュ〜♬

ピーチ

ゆうちゃんただいま。

黒井

イマタスケナキャダメデショ

雄平

なんだ？誤作動か？黒井205！

黒井

アイデス

ソラ

雄平。どうしたらいいんだよ。ゲームを始めようぜ。

雄平

まず、腕試しといこうか

雄平

こいよ。

ソラ

オレがお前に勝てると思うのか？

ピーチ

やめなさい2人とも。

雄平

はあ。こんなの疲れるだけだからね

ソラ

オレは機械が苦手なんだよ。

ピーチ

しーーっ。食事にしましょうよ。

ソラ

そうだな。

雄平

うん。

部屋に突然現れた雄平にソラは至って冷静であり、ピノは驚いている

ソラ

とりあえず、目の前のご飯を食べよう

ピーチ

そうね。

雄平

シンスケと話したのか？

ピーチ

みりゃわかるでしょ。

雄平

オレに超能力はない。

ソラ

お前中学校だった時、優等生だっただろ。

雄平

・・・・。

ピーチ

これ美味しいわね

ムチャムチャムチャ

ソラ

なにこれ

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