今日は、一年記念日
放課後にyanくんが行きたい場所があるって言ってたから
手紙を渡すタイミングはありそう
et
et
yan
yanくんが手を伸ばしたかと思ったら
そっと、私の手を握られる
yan
そしてゆっくりと、指を絡ませてくれる
et
そう言って微笑み
そっと目線を手に落とす
et
当たり前のように繋いだこの手も
1年前は……どれほど緊張していたことか
懐かしく思い
そっと繋いでいる手に力を込めた
yanくんが行きたいと言ってた場所に着くと
そこは、おしゃれなカフェだった
et
yan
向かい合わせのテーブルに座り
yanくんが頬杖をついて私にそう尋ねる
et
yan
yan
その後もyanくんと1年間の思い出話をし
あっという間に時間がどんどん過ぎていった
et
yan
et
yan
et
yan
私の手の上にyanくんの手が重ねられる
yan
yan
et
私の目をじっと見つめて、そう伝えられる
et
et
気づけば、自然とその言葉が口から出ていた
yan
yan
ふっとyanくんが微笑み
重ねていた手をそのままぎゅっと握って手を繋ぐ
yan
et
et
yanくんの部屋に入り
手を繋いだままベッドの上に腰を下ろす
et
et
yan
yan
et
yan
yan
yanくんが鞄の中から手紙を取り出す
et
yan
yan
et
et
そっと手紙を受け取ると
yanくんが柔らかく微笑む
yan
et
鞄の中から手紙を取ってyanくんに差し出す
et
yan
et
そう言って微笑むと
yanくんが照れくさそうに目線を私から手紙に移す
yan
手紙を受け取ってそう伝えてくれる
et
et
yan
なんだか恥ずかしい…けど
…どうせなら、目の前にいるyanくんに気持ち伝えたいし…
et
et
yan
指先でそっと手紙を開き
目で文字を追う
etさんへ
まずは、1年間俺と付き合ってくれてありがとう。
etさんと付き合ったこの1年は特別で、とても幸せでした。
etさんと一緒に一年記念日を迎えられてとても嬉しいです。
今でも、口に出してないだけでいつでも可愛いと思ってるし
実は、目を合わせるのも緊張してます。
後、俺に好きという気持ちを教えてくれてありがとう。
こんなに人のことを好きになったことは初めてだし
これから先、こんなに好きになる人はいないと思う。
毎日のように好きという気持ちが募っていって
実は、どんどん大きくなっていってます。
うまく言葉にできないけど、それくらい本当にetのことが大好きだし
誰よりも大切な存在です。
この1年間、色々と大変なことがあったけど
これから先は、もっと大変なことが起こるかもしれない。
それに、きっとたくさん迷惑かけちゃうけれど
俺がetのこと、必ず幸せにするから。
etはずっと、俺の隣で笑っていてほしい。
それだけが、俺の願いです。
改めて、1年間本当にありがとう。
来年も、etと記念日を過ごせたらいいなと思ってます。
et、大好きだよ。
これからもよろしくね。
yanより
et
…嘘…こんなに私のこと想っててくれてたなんて…
嬉しさと恥ずかしさが混ざり合い
なんともいえない感情になっていたら
隣から声が聞こえた
yan
et
yan
et
顔に熱が上っていくのを感じたのと同時に
yanくんが私のことを覗き込む
yan
優しい指先で、愛おしそうに私の頬を撫でる
et
恥ずかしくなって目をそらそうとするが
せっかく作れた2人きりの時間だし…と、
至近距離で目をそらさず、じっと見つめる
yan
すると、yanくんの目つきがだんだんと真剣になっていって
yanくんから色気が感じる
et
yanくんの服の裾をきゅっと握って
そっと目を閉じる
服を握っている手をyanくんの手で包まれて
頬を撫でてくれていた手は、そのままゆっくりと頰に手を添えて
唇に柔らかく、優しいものが当たる
またゆっくりと目を開くと
yanくんと目が合う
et
yan
その言葉とは裏腹に
頰に添えていた手を動かし、髪を撫でる
et
それでもまだ、見つめていたら
yan
包んでくれている手に力が込められる
yan
yan
そう言って、後頭部に手をそえられ
また影が重なり合う
et
そっと目を開き、またyanくんと目が合い
無言で見つめる
yan
et
yanくんに我慢しなくてもいいよと伝えたくて
顔をぐいっと近づけ
唇…は恥ずかしいから
yanくんの頰にそっとキスをする
yan
et
et
yan
yanくんが大きく目を見開き
驚いた表情で私を見つめる
et
et
yanくんの表情が優しくなって
ゆっくりと微笑んでくれる
yan
yan
そっと頭を撫でられる
yan
yanがじっと私の目を見つめ
目を閉じると、唇に口づけをされる
et
何度も唇が重なり
どんどん深くなっていく
止まらないキスを終え、そっと目を開くと
熱を帯びているyanが見える
et
yan
et
承知の合図に
そっとまたyanの服の裾を握って目を閉じる
すると、ふっと優しく笑う声が聞こえて
その次の瞬間には、唇が重なっていた
どんどん深くなっていくキスに
息継ぎをしようと、一瞬唇を離して口を開く
et
すると、すぐにまたyanの唇で塞がったかと思ったら
口の中に舌が入り込んでくる
et
服の裾を握る力を強めると
その手を上からyanの手で重ねられる
et
何かを探るように口内で舌が動き
唾液が絡まり合う
そのたびに、yanの息も荒くなっていく
et
やっと唇が離れると
yanと私の口から糸が引く
et
yanと目が合うと
yanが優しく微笑んで髪を撫でる
yan
et
yanの熱を帯びた目とぶつかり
じっと離さず見つめる
yan
yan
そう伝えられると、そっと優しく唇がまた重なった
コメント
20件
うわぁぁぁぁやばぁぁいやっぱりキスシーンがほんとにやばいです💕🥺
また遅れてしまった…。 キ、キ、キス…!?( 𖦹ᯅ𖦹 ) 最高すぎる!りりるさん神デス!マジ小説好きすぎる
めっちゃ待ってました!通知来た瞬間あ!きた!って思って笑