作者
作者
施設の人
ホソク
僕たちは 生まれてからずっとこの施設にいた。 多分実験場だと思う
ここでの記憶は 毎日へんな薬を注射されたり、 体を改造されたりと そんなものばっかりだ。
日に日におかしくなる自分の体 そんな毎日でも ナムジュナといる時だけは 幸せだったよ
僕の隣のベッドにいた君 君がいたから僕は自分を保っていられたんだ。
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
僕が副作用で苦しんでるときも、 体が改造されてへんな能力を手に入れて、 とっても怖くて泣いてしまったときも ナムジュナは僕のことを抱きしめてくれた。 ナムジュナも同じだったはずなのに
ホソク
ナムジュナ
ホソク
ナムジュナ
それから間もなくして 僕は別棟に連れていかれた。 ナムジュナと離れ離れになった
実験の回数も増えて 投与される薬の数も増えて 身も心もズタボロだった。 狂いそうだった。
ナムジュナと離れてから 1年後…? 偶然あいつらの会話を聞いてしまった。
施設の人
ジン
施設の人
ジン
施設の人
ジン
施設の人
ジン
ホソク
施設の人
ホソク
ジン
ジン
施設の人
ジン
施設の人
施設の人
ジン
施設の人
ジン
施設の人
ジン
施設の人
ジン
ジン
施設の人
ジン
施設の人
そのあとあいつらが僕のところに来た。
ホソク
施設の人
ホソク
ナムジュナのことを忘れたくなかったし、 第一、僕もだけど、ナムジュナが あと3年で死んでしまうのをどうしても阻止したかった
でも薬のせいでそんなことも忘れてしまった。
施設のことも僕とナムジュナの寿命のことも 綺麗さっぱり忘れて 僕は幸せだった。 学校にナムジュナもいたし
そんなある日…
ホソク
ホソクのお母さん
母さんの様子がいつもと違った。
ホソク
ホソクのお母さん
ホソク
ホソクのお母さん
ホソク
ホソクのお母さん
ホソク
ホソクのお母さん
ホソク
なにがなんだか理解できなかった。 母さんはそばにあった瓶で僕の頭を思いっきり殴った。
ホソク
ホソクのお母さん
頭から血が出てフラフラしてたけど なんだかものすごく怖くなって家を出た。
近くにあった公園まで逃げて その場で意識を失ってしまった。 あたりはもう暗くて誰も僕に気づかなかった。
ホソク
目が覚めたとき 唐突に自分の過去が映像となって頭に流れ込んできた。
ホソク
ホソク
ホソク
その日から僕は あいつらから貰った力を駆使して たった一つしかない解毒剤を探した。 全部、ナムジュナのために ナムジュナが死なないように
皮肉だなあ あんなにいやな能力だったのに ナムジュナ、待っててね、 堕ちるのは僕だけでいいんだ ナムジュナは記憶のないまま、 幸せなままでいてよ
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