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作者

今回はホソクの過去についてです

作者

作中で0912という番号が出てきますが、
ナムジュンの番号です

施設の人

0218 実験準備完了

ホソク

いやだっ
助けてっ

僕たちは 生まれてからずっとこの施設にいた。 多分実験場だと思う

ここでの記憶は 毎日へんな薬を注射されたり、 体を改造されたりと そんなものばっかりだ。

日に日におかしくなる自分の体 そんな毎日でも ナムジュナといる時だけは 幸せだったよ

僕の隣のベッドにいた君 君がいたから僕は自分を保っていられたんだ。

ナムジュナ

ねえさ、俺たちずっと番号で呼ばれてんじゃん?
だからさ、名前つけようよ!

ホソク

名前?

ナムジュナ

うん、名前

ホソク

んーと
じゃあナムジュン!

ナムジュナ

え?決めるのはやっ

ホソク

ふふ、僕はナムジュナって呼ぶね!

ナムジュナ

え〜じゃあもうナムジュナでいいじゃん

ホソク

いや、良くない!

ナムジュナ

ん〜じゃあ
ホソクってどう?

ホソク

いいね!

ナムジュナ

じゃあホソガって呼ぶから

ホソク

わかったよ〜ナームジュナ!

ナムジュナ

はいはいホソガ、

ホソク

なんか照れるね

ナムジュナ

たしかに(笑)

僕が副作用で苦しんでるときも、 体が改造されてへんな能力を手に入れて、 とっても怖くて泣いてしまったときも ナムジュナは僕のことを抱きしめてくれた。 ナムジュナも同じだったはずなのに

ホソク

怖いよ、ナムジュナ
僕が僕じゃなくなるみたいで
怖い… 怖いよ…

ナムジュナ

大丈夫、ホソガ
俺がずっとそばにいるから

ホソク

ほんと…?

ナムジュナ

うん、ずっと一緒だよ

それから間もなくして 僕は別棟に連れていかれた。 ナムジュナと離れ離れになった

実験の回数も増えて 投与される薬の数も増えて 身も心もズタボロだった。 狂いそうだった。

ナムジュナと離れてから 1年後…? 偶然あいつらの会話を聞いてしまった。

施設の人

あの…

ジン

なに?

施設の人

政府にこの施設の存在がバレてしまって…

ジン

はあ?

施設の人

子供達を解放しろとの命令が…

ジン

ざけんなよ

施設の人

すっすみません

ジン

はあ、0218と0912はあと3年だっけ?

ホソク

💭(僕たちのことだ…)

施設の人

はい、あと3年あるかないかで死ぬと思います。

ホソク

💭(え?死ぬ?いっそ死んだ方が楽かな、
でもナムジュナには死んでほしくない…)

ジン

薬を投与しすぎたんだよな〜

ジン

ほんと失敗作だよあいつらは

施設の人

あの…解毒剤は完成してるんです

ジン

え?まじ!

施設の人

でも一つしかなくて…

施設の人

0218と0912のどちらかしか助かりません…

ジン

もういいよ、作らなくて
解毒剤をあいつらに投与すると今までの実験が
台無しだろ?

施設の人

はい…

ジン

でさ、あいつらは解放する
でも他の奴らは解放しない

施設の人

え?

ジン

だから〜0218と0912の記憶を消して
施設の奴らの誰かに世話を頼むの‼️
普通の高校生としてね、

施設の人

記憶を消す?

ジン

あるでしょ、その薬

ジン

そしたら政府も黙るし、失敗作はいなくなるしで一石二鳥じゃね?

施設の人

そう、ですね…

ジン

ねえ解毒剤はさ、
念のため東京タワーに隠しといて!

施設の人

ハハッさすがですねジンさん!

そのあとあいつらが僕のところに来た。

ホソク

来ないでっ

施設の人

もう自由だからさ、
今までごめんね〜(笑)

ホソク

いやだっ

ナムジュナのことを忘れたくなかったし、 第一、僕もだけど、ナムジュナが あと3年で死んでしまうのをどうしても阻止したかった

でも薬のせいでそんなことも忘れてしまった。

施設のことも僕とナムジュナの寿命のことも 綺麗さっぱり忘れて 僕は幸せだった。 学校にナムジュナもいたし

そんなある日…

ホソク

たっだいまー

ホソクのお母さん

ああ、お帰り…

母さんの様子がいつもと違った。

ホソク

どうしたの?

ホソクのお母さん

あと2年で…

ホソク

ん?

ホソクのお母さん

近づかないでっ

ホソク

なんでっ…

ホソクのお母さん

覚醒しないわよねっ
したら殺されるっ

ホソク

母さん…?どうしたの

ホソクのお母さん

ホソクごめんっ
もう死んでっ

ホソク

え…?

なにがなんだか理解できなかった。 母さんはそばにあった瓶で僕の頭を思いっきり殴った。

ホソク

いっ…

ホソクのお母さん

出てって、今すぐ、

頭から血が出てフラフラしてたけど なんだかものすごく怖くなって家を出た。

近くにあった公園まで逃げて その場で意識を失ってしまった。 あたりはもう暗くて誰も僕に気づかなかった。

ホソク

ん…

目が覚めたとき 唐突に自分の過去が映像となって頭に流れ込んできた。

ホソク

ウッあああ

ホソク

ナムジュナ…

ホソク

解毒剤見つけなきゃ…
ナムジュナがっ

その日から僕は あいつらから貰った力を駆使して たった一つしかない解毒剤を探した。 全部、ナムジュナのために ナムジュナが死なないように

皮肉だなあ あんなにいやな能力だったのに ナムジュナ、待っててね、 堕ちるのは僕だけでいいんだ ナムジュナは記憶のないまま、 幸せなままでいてよ

作者

こんばんは

作者

まず、ホソクさんお誕生日おめでとうございます‼️

作者

なにこの美しいクサズは…

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