♥君が笑えるようになるまで

俺の名前は♥。 この世界に要らない人間だ。 他人から必要とされていない。 だから、笑えなくなってしまった。 自分の想いが分からない。

俺はここ3年ほど、親と言葉を交わしていない

俺は静かに家を飛び出した

こんな事は日常だ 毎日毎日、悪口をぶつけられる

俺はそっと、自分の席に座った

開けてるのはお前のくせに 心の中で思ってしまう

どうせクラスメイトに言っているんだろう 次の授業は数学…復習をしなきゃ

赤髪って…俺しか居ないじゃん！？ …逃げなきゃ。

そう言い残して、俺は屋上へ逃げた

俺が一緒に居ちゃダメだ。 俺と話してたら、あの人達が嫌われてしまう。

何で涙が出てくるのか分からない。 でも、とても胸が苦しい。

話し声が近付いてくる。 どうしよう、どうしよう。 出口に行くにはあの5人の方へ行かなきゃならない。 でも、途中で止められたら…。

そう言って、俺は駆け出そうとした＿