テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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潔世一は二重人格らしい

第14話 - #14 生きる喜び

732

2024年02月24日

#夢小説

#ブルーロック

#二重人格

#潔世一

そらまめ

夢を見た

いつもの悪夢じゃない

不思議な夢

潔世一

､､､､､､､､､､､､あれ？

どこまでも暗闇の中、一つだけ光を見つけた

夢の中だからか、視界が見えた

その光に無意識に近づき、そして

潔世一

㌧

その光に触れた

一瞬見えたそれは、

誰かの心臓のようなものだった

ドクンドクンと脈をうつ、

心臓だった

触れた瞬間、辺りが明るくなった

潔世一

え、

そして、

糸師凛

､､､､､､､､､､､､

凛がいた

潔世一

ｯ!! 凛!!

糸師凛

！

糸師凛

世一？

潔世一

ガバッ

糸師凛

うぉｯ

潔世一

りん！凛凛!!

潔世一

ごめんなさいｯ

潔世一

俺のせいで、ごめんなさいｯ!!泣

糸師凛

､､､､､､､､､､､､

糸師凛

そうですね

潔世一

､､､､､､？

ポン

糸師凛

俺は、世一に幸せになって欲しいです

潔世一

ぇ､､､､､､

糸師凛

その根拠もあります

糸師凛

あの時､､､､､､電車に世一が轢かれそうになった時、体が勝手に動いてたんです

糸師凛

世一に幸せになって欲しいから､､､､､､

糸師凛

きっと恨まれてると思います

糸師凛

もっと世一を苦しませることになっているから

糸師凛

でも

なでなで

糸師凛

これから先、きっと幸せになる時が必ず来る

糸師凛

生きててよかったと思える日が来ますから

糸師凛

世一が死ななくて良かったです

糸師凛

こんな展開に､､､､､俺も世一の笑顔を見れなくなってしまいましたけど、

糸師凛

でも、

糸師凛

後悔はしてないんです

糸師凛

な？

糸師凛

世一もそう思ってくれるはず

糸師凛

だろ？

潔世一

:(´◦ω◦｀):泣

潔世一

凛､､､､､りん!!

ギュッ

潔世一

うぅぅ､､､､､泣

糸師凛

ふｯ笑

なでなで

糸師凛

どうか幸せになってくれ世一

潔世一

､､､､､､､､

潔世一

いいの､､､､？こんな俺が幸せになっても､､､､

世一の母

世一

潔世一

母さん､､､､､

世一の母

私も凛くんと同じ。そう思っているわ

世一の母

世一を幸せにするために死んでしまったんだもの、そうなって貰わないと母さんたちも損よ

世一の母

だからお願いね

世一の母

生きてれば喜びだってある

世一の母

喜びをしかと受け止めて、そして希望をちゃんと持って

世一の母

世一は優しくて、思いやりがあって、そして立ち向かえられる勇気があるわ

世一の母

世一なら大丈夫

世一の母

母さんたちも信じてるわ

潔世一

､､､､､､､､でも

潔世一

俺ね、凛のお父さんに言われた

潔世一

俺の凛を返せって､､､､

糸師凛

､､､､､､､､

潔世一

俺、いっぱい恨まれてる

潔世一

たくさんの人からいっぱい

潔世一

そんな俺が、

潔世一

幸せになってもいいって言うの？

糸師凛

､､､､､､､､､､､､

世一の母

､､､､､､､､

糸師凛

人はな

糸師凛

それが普通だろ

潔世一

え､､､､

世一の母

人はみんな、大切なものを傷つけられたら悲しくなるし、怒ったりするでしょ？

糸師凛

人は恨み、恨まれる。普通だろ

糸師凛

俺だって、もし世一が誰かに傷つけられたら、そいつを殺す勢いで恨んでやる

糸師凛

他にも、人はすぐ人を嫌う。虐めたりなんなりして。ほら、恨みは人間のすぐそばにあるもんだろ

潔世一

そう､､､､なの､､､､？

糸師凛

あぁ。だから気にしなくていい

糸師凛

もし気にするって言うんなら、それ抱えて生きてみろ

糸師凛

俺は世一と出会えたことも、一緒に過ごせたことも、後悔してない

糸師凛

む、むしろ、出会えて良かった…///

潔世一

､､､､､､､､（'△'）…

潔世一

､､､､､､､､ふふっ笑そこでなんで照れちゃうかなぁ

世一の母

世一

糸師凛

世一

潔世一

､､､､､､､､､､うん！

潔世一

ありがとう！泣笑

俺の夢はそこで終わった

？？？

もう世一、僕が守らなくても大丈夫そうだね。母さん

世一の母

えぇ。そうね

世一の母

今まで世一を守ってくれてありがとうね

？？？

いや、弟として任せろ。って言いたいところだけど、逆に苦しめちゃってたかもね

糸師凛

世一が二重人格じゃなかったことに驚きました

？？？

えへへ。まぁこうじゃなきゃ、人格と話すなんておかしすぎるでしょ

世一の母

何はともあれ、世一が前を向いてくれたみたいで良かったわ

糸師凛

ですね

？？？

うん

目覚めた

目覚めた朝は相変わらず暗いけど

俺の心はとてもすっきりしていた

潔世一

いつか､､､､､､

潔世一

きっと､､､､､､

生きてればきっと幸せになれる

信じながら生きるのは苦痛だった

期待すればするほど後悔が募る

失望する

そんな将来、

考えたくないと思ってたけど

今ならできそう

今までの罪や後悔は消えないけど、

それらを超えるほどの幸せを噛み締めたい

きっと凛はチャンスをくれたんだ

生きる続けるチャンス

そのチャンスをどうやってやるかは俺次第だけど

俺は凛にも、母さんにも応えたい

幸せに､､､､､､

潔世一

､､､､､､あれ？

幸せ

もしかしたらずっとそうなりたいと思っていたのかもしれない

楽になりたいんじゃなくて、死にたいんじゃなくて

ただ優しさに包まれながら幸せを感じていたい

そう思っていたのかもしれない

そう悟った瞬間、

凛に対する色々なものが溢れ出てきた

そこで初めて、

凛に助けられて､､､､､凛に命を救ってもらって

良かったと思った

凛が亡くなってしまったのは心が苦しくなるほど悲しいけど

助けてもらったありがたさを感じた

それと同時に、

自分に対しての気持ち悪さも感じた

なんで俺は、こんなにも、

自分勝手なんだろう､､､､

そう思ってしまう

ガラガラ)

潔世一

(､､､､､あ、冴かな)

潔世一

(明日も来るって昨日言ってたし)

潔世一

ねぇ冴聞いて

潔世一

俺、気づいたよ

潔世一

凛に助けられっぱなしだったってことも

潔世一

俺のためにやってくれたってことも

潔世一

母さんは最初から許してくれてたってことも

潔世一

俺ね

潔世一

これからも生きて、幸せになりたい

潔世一

俺、頑張ってみたい

潔世一

冴は､､､､､どう思う？

？？？

は？

潔世一

ぇ？

潔世一

(この声､､､､､)

潔世一

(冴じゃない､､､､､！)

コツコツ

糸師冴

(これは世一に食べさせるやつ、)

糸師冴

(こっちは世一のヘッドホン、)

糸師冴

､､､､､､､､､､

糸師冴

(今日は､､､､､)

糸師冴

(すぐに俺が来たと気づいてくれるだろうか)

糸師冴

､､､､､､､､､､

糸師冴

(ゆっくりだ)

糸師冴

(ゆっくりにでも治ってくれればそれでいい)

糸師冴

､､､､､､､､､､

ガラガラ

糸師冴

､､､､､､､､､､

糸師冴

世一、来たぞ

…………

糸師冴

､､､､､､､､､､

糸師冴

(いつも通り返事がない)

糸師冴

(今日も気づいてくれなかったか)

糸師冴

入るぞ世一

ｼｬｯ

糸師冴

､､､､､､､､､､は？

糸師冴

世一､､､､､？

糸師冴

(どこに行ったんだ？)

ドンッ

潔世一

うっ

潔世一

や、だ､､､､､

潔世一

ここどこ､､､､､

？？？

黙れ

？？？

お前はされるがままにされてればいい

潔世一

､､､､､､､､､､

潔世一

やだ(睨)

潔世一

何しに来たんだよ

士道

士道龍聖

はっ笑

士道龍聖

覚えてもらえて光栄だ

潔世一

､､､､､､､､､､

潔世一

目的は？

士道龍聖

ん〜とね

士道龍聖

最初はちゃんと話そうと思って来たんだよ？だけどさぁ

士道龍聖

お前が幸せに､､､とか言い出すからさぁ

士道龍聖

俺もう話す気になれねぇんだわ

潔世一

､､､､､だから？

士道龍聖

､､､､､､､､､､

士道龍聖

もう一度お前に知らせとこうと思って

士道龍聖

俺の両親を殺したのも、お前の母さん殺したのも、相棒を殺したのも、全部全部お前だってことをな

潔世一

､､､､､､､､､､

士道龍聖

全部全部お前のせいだ

士道龍聖

お前がいなければ＿

潔世一

同じだよ

士道龍聖

は？

潔世一

俺が居なくても、

潔世一

全部全部同じ

潔世一

俺が飛び出さなくても、母さんは小さな子供を助けるために死んでしまっただろうし

潔世一

それを避けようとした車の夫婦も死んでしまっただろうし

潔世一

凛は､､､､､

潔世一

仲間思いだから、俺じゃない他の誰かでも同じ決断をしたと思うよ

士道龍聖

､､､､､違う

士道龍聖

俺が言いたいのはお前が生み出した死だと言うことだ

潔世一

でも、悪者を決めて、何をするって言うの？

士道龍聖

は？

潔世一

復讐？でもそれ、自分も傷つくよ

潔世一

恨んでる相手をするのも苦痛だし、トラウマを毎日のように思い出してるってことになるから

潔世一

それに、たとえ俺を殺したって

潔世一

心はすっきりしないし、亡くなってしまった人たちも戻らない

潔世一

それは士道が一番にわかってる事じゃないの？

士道龍聖

､､､､､､､､､､､､､､､

潔世一

全部俺のせいってことは

潔世一

何年間も感じて苦しんできたつもりだよ

士道龍聖

､､､､､､､､､､

潔世一

ね、戻ろ

潔世一

俺どこだかわかんないし

潔世一

連れてってよ

潔世一

ｽｯ (手を差し出す)

士道龍聖

､､､､､

潔世一

別に許して欲しいとまでは言ってないよ

潔世一

俺だって自分のこと全部許すなんてできないだろうし

士道龍聖

､､､､､､､､､､

ギュッ

士道龍聖

そこ段差

潔世一

ん、ありがとうﾆｺ

潔世一

それで、話しに来たって言ってたけど、なんの話？

士道龍聖

お前とあいつ､あの下まつ毛長くて前髪上げてるやつ

潔世一

えっと､､､､､冴？

士道龍聖

その二人に話があったんだ

潔世一

なんの話？

士道龍聖

､､､､､､､､､､

士道龍聖

いや、

士道龍聖

話さなくても大丈夫そうだ

潔世一

え？

士道龍聖

あ、それじゃあ世一ちゃん

士道龍聖

またね〜♡

潔世一

え？待って、病室わかんな＿

糸師冴

世一！

潔世一

あえ？冴？

糸師冴

良かった､､､､､。病室にいないから心配したんだぞ

潔世一

あ、ごめん

糸師冴

はやく病室に戻ろう

潔世一

うん､､､､､

士道は､､､､､？

士道龍聖

､､､､､､､､､､

士道龍聖

(俺と世一ちゃん)

士道龍聖

(結構似てるかもね)

ﾄﾞｻﾘ

潔世一

ふぅ

糸師冴

世一、なんで病室にいなかった

潔世一

､､､､､､､､､､

糸師冴

､､､､､はぁ。心配したんだぞ

潔世一

ごめんなさい

どうしよう

凛のこと、言うべきなんだろうか

言ったらなにか変わるのだろうか

糸師冴

､､､､､､､､､､

糸師冴

ギュッ

潔世一

！

糸師冴

なんでも話していいんだぞ

潔世一

､､､､､､､､､､

潔世一

うん

潔世一

ありがと

俺は話さないことにした

わざわざ話さなくてもいいと思った

¨̮ )/ｺﾆﾁﾊ

ここまで見て下さりありがとうございます！

次回で最終回となります！

色々とおかしな点もあったと思いますが、

ご愛嬌、ありがとうございました！

では、最終回で！

𝙱𝚢𝚎⸒⸒ 👋🏻

潔世一は二重人格らしい

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この作品はいかがでしたか？

732

4件

大好きです。こんなに感動するなんて初めてかもしれません。

偽笑顔は自分を傷つけるから,皆気付くこともないんだ

ﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇ♡(ू´﹀` ू)ｳﾍﾍ

そらまめ

プロフィール

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