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れもんてぃ🍋
夕方頃
騒がしい声笑い声が混ざる中で、 小春 日和はいつも通りそこにいた。
???
誰かに呼ばれて、顔を上げる。
日和
軽く首を傾げる仕草。
それだけで、場の空気は柔らぐ。
モブ汰
日和
迷いもなく頷く。
断る理由なんて、最初からない。
その時だった。
モブ郎
別の声が、少しだけトーンを変えた。
モブ郎
日和
視線が、自分の袖に集まる。
そこにあったのは____
小さな、赤。
ほんのわずか。
けれど、はっきりと残っている色。
一瞬。
思考が止まる。
日和
昨夜。
隊服を着ずに戦ったこと。
洗うのを忘れていたこと。
全部が、一気に蘇る。
モブ郎
軽いノリの言葉。
でも、その一言が妙に重く響いた。
日和
一拍遅れて、笑う。
日和
手で軽く隠しながら。
日和
モブ郎
空気が一瞬だけ止まる。
モブ汰
顔を近づける。
無遠慮な距離。
その瞬間。
ほんの僅かに、息を止めた。
日和
洗いきれなかった、鉄の匂い。
日和
少しだけ視線を逸らす。
日和
沈黙。
そして____
モブ汰
周りが笑う。
でも。
霧島 楓也だけは、笑っていなかった。
楓也
それだけ呟く。
その視線が、離れない。
少し離れた場所では
龍宮寺堅が腕を組み、 佐野万次郎が地面に座っている。
ドラケン
ドラケンの声が響く。
空気が引き締まる。
でも。
その中で一人。
霧島 楓也の視線だけが ずっと日和を捉えていた。
楓也
小さく呟く。
誰にも聞こえない声で。
楓也
その問いに、答えはない。
ただ一人、 笑っているだけだった。
𝕝𝕖𝕞𝕠𝕟 𝕥𝕖𝕒🍋
𝕝𝕖𝕞𝕠𝕟 𝕥𝕖𝕒🍋
𝕝𝕖𝕞𝕠𝕟 𝕥𝕖𝕒🍋
𝕝𝕖𝕞𝕠𝕟 𝕥𝕖𝕒🍋