あの日に...決着を着けた...決意をした...はずなのに。相変わらずこの気持ちが消えない。離れない
小学6年バレンタインのこと...
心海
はい!今年のバレンタインです!(ニコッ)
航太
わりぃ!バレンタインに遊びの約束入ってて!
心海
ううん!全然大丈夫だよ!受け取ってもらえるだけでもありがたいし!!
航太
そうか?まぁとりあえずサンキュー!
バレンタインに私は決意を決め、チョコレートとシャーペンのプレゼント、そして2度目かつ最後の決着をつけるための告白の手紙を間にいれて彼に渡した。
帰宅後の航太side
航太
今年はどんなものくれたんだろう...?
ガサゴソ...
中には上から順にシャーペン、謎の手紙、チョコレートが入ってた。
航太
うぉ!シャーペンかっけぇ...!母さんよりセンスあるぅ!そんでチョコレートは相変わらずおしゃれだなぁ!食べんのもったいない...
航太
ん?何これ?手紙...?
航太
丁寧に書いてくれたんだなぁ...。.......!?
中を見てみるととんでもないことが書いてあった
私は航太君のかっこいいところや優しいところが好きです。付き合ってください。
航太
嘘...だろ...?
航太
東雲から2度目の告白だぜ?
4年の頃に1度彼女から直接の告白を受けてたのでよっぽどびっくりした。
航太
うーん...でも好きってわけじゃないしだからって他に好きなやつがいるわけでもねーしなぁ...
航太
あ...2枚目あったわ。
もし告白がOKだったらお返事ください。もしも告白がダメだったら返事はしてもしなくてもいいです。そしたら私も素直に諦めて少しずつ恋愛の記憶は消してくから、その時は幼なじみや大切な友達という存在でいてくれたら嬉しいです。
航太
やっぱり東雲は幼なじみ。1番大切なガールフレンドが俺には似合ってる。
だから俺は告白の返事をすることはなかった。
春休み頃の心海side
心海
はぁ...やっぱり君からの返事はなしだね。
彼からは返事が来ることはなかった。
心海
まぁ他に好きな人がいるんだな。航太君きっとモテるだろうし、彼女さんもういたりして...!?
心海
さすがにないか。
心海
それよりこれからは1番大切な友達だから恋愛の記憶はゆっくりでいいから4月から消してこ。
そして現在...
心海
(あの時誓ったはずなのに記憶が消えないどころか前より好きになってるんですけどぉ!?)
※かっこの中は基本心の中の声中心にお届けします。by主
航太
よぉ!これからよろしくな!(ニコッ)
そして彼は同じクラスで...
航太
ってかまた隣だな!
さらに隣の席だったりします
心海
うん。よろしくね!
航太
何?もしかして東雲緊張してんの?
心海
いや、別に?してないよ!
航太
そ?ならいいんだけど。まぁリラックスしてけよ?
心海
はーい。ありがとね
心海
はぁ...
心海
(これは。まさに。今の自分に名前を。タイトルをつけるなら...)
"恋愛依存後遺症持ちの少女"だ