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ぬぬ
20
#ナチス
黒蜜
55
#ナチス
ただ生きてる人
328
ぬ!
ぬ!
ナチス
ぬ!
ぬ!
ぬ!
ナチス
ぬ!
ナチス
ぬ!
目の前に立つ親友――イタリア王国は、いつも浮かべていた陽気な笑顔を完全に消し去っていた。その瞳は、まるで見たこともない氷のように冷たく澄んでいる。
イタリア王国
あまりにも冷徹で、感情の籠っていない突き放すような声。ナチスは自分の耳を疑った。
イタリア王国
――あいつが、本当に冷たくそう言い放ったあの瞬間から、ナチスの世界は真っ二つに割れてしまった。 何の迷いもなく自分たちを切り捨てたあいつの冷たい態度が、どうしても許せない。国としてのプライドや、裏切られた激しい憎悪が渦巻く、暗く冷たい現実(灰色の空)。だけど、胸の奥のもう半分には、どうしても信じきれない自分がいた。 3人で馬鹿みたいに笑い合って、あいつの作った拙いパスタを「美味い」と言って食べた、あの温かい時間。俺たちの絆は、本当にただの『おままごと』だったのか? 本当は、またあの頃みたいに『親友』として笑い合いたい。仲直りしたい。 そんな捨て去ることのできない鮮やかな思い出(青空)が、今も胸の奥に居座り続けている。
ーーそして、時は流れ、2026年。 眩しいシャンデリアの光が降り注ぎ、大勢の招待客たちの賑やかな笑い声が響くパーティー会場。 ナチスは日帝の隣に立ちながら、手にしたグラスを無表情に見つめていた。 国とは別に、当時の記憶と姿のまま現代を生きている俺たち。 周りの奴らは楽しそうに談笑しているが、俺の心の半分は、あの過去の日からずっと灰色の空に閉ざされたままだ。
ナチス
脳裏に浮かぶのは、やっぱりイタリア王国の姿だった。 「最初から興味なかった」と冷たく言い放ったあいつの顔。許せないはずなのに、人混みを見渡すたびに、無意識にあいつの姿を探してしまう自分がひどく惨めで、嫌になる。 ーーその時だった。 ぎゅうぎゅうと押し寄せる人混みの波が、すぐ近くで大きく揺れた。
イタリア王国
突然聞こえてきた、忘れもしない、あの少し高い陽気な声。 カラン、とグラスの氷が鳴る音がした瞬間、俺の黒い軍服の胸元に、冷たい飲み物がバシャリとはねて飛び散った。
イタリア王国
慌てて顔を上げたあいつと、真っ正面から視線がぶつかる。
ナチス
心臓が跳ね上がった。 ずっと会いたかった。ずっと、もう一度話したかった。 目の前にいるあいつは、あの日俺たちを冷酷に突き放した時とは違って、いつもの焦ったような、怯えたような顔をして俺を見つめている。
咄嗟に口から出たあいつの「〜んね」という懐かしい訛りを聞いた瞬間、胸の奥の『青空』が一気に広がりそうになった。 (io……、お前、本当はーー) ーーけれど、すぐ隣にいる日帝の、冷たく強張った気配が伝わってきた。 周囲には大勢の客がいる。ここで「久しぶりだな」なんて仲良く微笑むことなんて、国としてのプライドが、裏切られた過去の傷が、絶対に許してくれない。 ナチスの心の中の『灰色の空』が、一瞬で青空を覆い隠していく。差し伸べられそうになったあいつの手を、俺はわざと叩き落とすように冷たく払いのけた。本当は触れたくてたまらないはずの手を、自ら拒絶したのだ。 そして、周囲に聞こえないほどの低い、刺すような声音で、あいつの耳元に冷酷な言葉を囁きにいった。
ぬ!
ぬ!
ぬ!
ナチス
ぬ!
イタリア王国
ぬ!
コメント
9件
文章作るの上手すぎる……✨️ 表現力分けてほしい()
ああ〜〜もうね、この1話だけで心がグッと掴まれたよ😭💕 親友だと思ってたイタリアに冷たく裏切られたナチスの傷、そして時が経って再会した瞬間の「青空」と「灰色の空」の揺れ動きが切なすぎる…! 心の半分は許せないのに、もう半分ではまだ信じたいっていう複雑さ、すごく伝わってきた。パーティー会場でわざと手を払って冷酷な言葉を囁くシーン、エモすぎて叫びそうになったよ…!! ぬぬさんの書き出しの軽妙なトーンと本編のシリアスなギャップも面白くて、続きが気になって仕方ない。次話、楽しみにしてるね⋆♡