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作者
作者
地味で、冴えないような私…
稲垣和奏は、いつも通りの日々を過ごすはずだった…
けど、人生、何があるか、わからないね…
先生
クラスメート1
クラスメート2
クラスメート3
教室に様々な声が響く
その声は、「だるい」「楽しみ」や中には、寝てる人もいる…
私にとっては、何の感情もない…
ただ、料理をするだけ…
私の感情は、無
興味など、ないのだから…
先生
クラスメート2
先生
先生
教室は、騒がしい…
きっと、自由に班決めできることに、テンションが上がっているのだろうか…
私は、仕方なく、席から立ち、班に入れてくれる人を探す…
どうせ、地味で冴えない私なんて、みんな入れてくれない…
そんなこと想定内のことだ…
数分後
先生
クラスメート2
先生
クラスメート2
クラスメート1
みんなからの冷たいものを見るかのような、視線…
どうせ、わかってた…
こんなの、いつもで、もう慣れっこだ…
そんな時…
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽…
どうせ君もみんなに正義アピールとかしてるんでしょ…?
先生
先生は、そのまま話を進める…
私は、この世で、一番
偽善者が嫌い…
どうせ、君も偽善者なんでしょ…?
小学生の頃…
小学生の頃も地味で冴えなかった、私は、いじめられていた…
先生も、私を見て見ぬフリをする…
親も、「小学生のいじめなんて、すぐ終わるわよ、そんなことで相談しないの」と言う…
いじめっ子
いじめっ子
いじめっ子のリーダ的な存在の一人が、私に何かを言うだけで
クラスメートもリーダの真似をして、デーブやブースなどと言う…
その視線が怖かった…
まるで、冷たいものを見るような視線…
それを、見て見ぬフリを、する先生…
私は、まるで、世界中の人から、嘲笑われているような、そんな気分だった…
ただただ怖かった…
心(こころ)
いじめっ子
心(こころ)
稲垣和奏(いながきわかな)
苗字は、忘れたが、クラスメートの心という女の子から、声を、かけられた…
怖くて、何も話すことができない私に、心は、ニコリと微笑む…
その時の私は、馬鹿みたいに、心は、いい人と思っていた…
その時は…
それから、心と私は、次第に仲良くなっていった…
そんなある日…
トイレから、出ようとしたら、誰かが、トイレに入ってきて、思わず、またトイレの個室のドアを閉めた…
そして、聞こえた会話は…
心(こころ)
いじめっ子
心(こころ)
ああ…心には、私は、そう見えていた…
私は、そのまま授業をさぼって、トイレの個室にこもっていた…
思えば、あの時から、私は、人を信用することができなくなっていた…
そして、ありとあらゆる感情も失われていた…
消えたくても、消えることのできない記憶…
あの日の心の言葉がまだ頭の中で、残ってる…
そして、あの日から、私は、偽善者のことが大嫌いになっていた…
そして、現在…
つまらない、何もない一日も過ぎて、放課後…
私は、いつものように、早足で、家に帰る…
どうせ、家に帰っても、私のことを愛していない両親と過ごすだけの生活…
そんな日々が嫌だった…
作者
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