拓海
黒月出現。幻獣の攻勢が激しくなります。
そして7月末日、ついに「黒月」撃破に成功。
同時にループ現象も終わりを告げたのでした。
さすがに疲れ果てた俺はその足で病院に向かいます。
そこで出会ったのは……
「あぁ、お前か……」
なんということでしょう。あの憧れだった人が目の前にいるではありませんか!!
「どうもお久しぶりです。」
「元気そうじゃないか。」
「
そして7月末日、ついに「黒月」撃破に成功。
同時にループ現象も終わりを告げたのでした。
さすがに疲れ果てた俺はその足で病院に向かいます。
そこで出会ったのは……
「あぁ、お前か……」
なんということでしょう。あの憧れだった人が目の前にいるではありませんか!!
「どうもお久しぶりです。」
「元気そうじゃないか。」
「
拓海
黒月を倒したことで幻獣支配領域内の敵増援は止まった。
人類側の拠点のひとつだった熊本城陥ちたことで九州方面の戦況はほぼ決したと言っていいだろう。
だが問題は山積みされていた。まずは目前に迫る壁、本土防衛ラインの防衛である。
この壁を越えられれば、次はいよいよ広島への上陸が始まるのだ。
「お疲れさんっす~」
軽い調子の声がコックピット内に響いた。整備班長の東原の姿もあった。
「おめでとう。君は人類史上初の5人目の絢爛舞踏となった。」
「ありがとうございます!」思わず声が弾む。
「君のような若者がいる限り、この国はまだ大丈夫だろうね……」
そう言い残して東原は去っていった。
こうして僕は伝説の戦士となり、人類の救世主と呼ばれることになりました。
しかし、その栄光は長く続かなかったのです。
あれから数ヶ月後、僕達は熊本城攻防戦に参加していました。
その時、僕は5121小隊の皆と一緒に行動していたんです。
敵さんとの死闘の中、突如として僕の意識はブラックアウトしました。
気がつくと、そこは真っ白な空間でした。
「ここは一体?」傍らを見ると、そこには見慣れない女の子がいました。
彼女は言う。「ようこそ、あなたの心の中へ。わたしはあなた達がいう所の天使です。」「なんでまた
人類側の拠点のひとつだった熊本城陥ちたことで九州方面の戦況はほぼ決したと言っていいだろう。
だが問題は山積みされていた。まずは目前に迫る壁、本土防衛ラインの防衛である。
この壁を越えられれば、次はいよいよ広島への上陸が始まるのだ。
「お疲れさんっす~」
軽い調子の声がコックピット内に響いた。整備班長の東原の姿もあった。
「おめでとう。君は人類史上初の5人目の絢爛舞踏となった。」
「ありがとうございます!」思わず声が弾む。
「君のような若者がいる限り、この国はまだ大丈夫だろうね……」
そう言い残して東原は去っていった。
こうして僕は伝説の戦士となり、人類の救世主と呼ばれることになりました。
しかし、その栄光は長く続かなかったのです。
あれから数ヶ月後、僕達は熊本城攻防戦に参加していました。
その時、僕は5121小隊の皆と一緒に行動していたんです。
敵さんとの死闘の中、突如として僕の意識はブラックアウトしました。
気がつくと、そこは真っ白な空間でした。
「ここは一体?」傍らを見ると、そこには見慣れない女の子がいました。
彼女は言う。「ようこそ、あなたの心の中へ。わたしはあなた達がいう所の天使です。」「なんでまた
拓海
黒月の討伐に成功し、ループを抜け出すことに成功した人類。
だが、その代償はあまりに大きく、人類の希望であった学兵は半数近く失われてしまった。
生き残った学兵達はそれぞれの戦場へ散っていった。
戦いの後始末をつけていたある日のこと、厚志の元に一本の電話が入る。
「……はい、そうですけど……」
受話器の向こうから聞こえる声の主は意外な人物だった。
「おひさしぶりね、速水君。」
「えっ!?どうして僕の電話番号を?」
「ふふん、わたしの情報網を甘く見ないことね。」
「そっか、元気そうだね。」
「速水君は相変わらずみたいね。」
「うん。まぁなんとかやっていけてるよ。」
「今度、時間が空いたら遊びに行くわ。またね!」
「わかった。待ってるよ。じゃあね。」
「ああ、ちょっと待った。」
「ん?まだ何かあるの?」
「もうすぐ三年生になるんだし、いつまでも『僕』なんて言ってないで少しは男の子らしくしたらどうなのよ。」
「いや、でも僕は僕だし。」
「ダメ!絶対!あと、髪ぐらい切ったらどうかしら。長すぎよ。」
「いいよ、別に。」
「ダ~メ!ほら切るわよ。」
「ちょ、ちょっとまってよぉ!!」
こうして、厚志
だが、その代償はあまりに大きく、人類の希望であった学兵は半数近く失われてしまった。
生き残った学兵達はそれぞれの戦場へ散っていった。
戦いの後始末をつけていたある日のこと、厚志の元に一本の電話が入る。
「……はい、そうですけど……」
受話器の向こうから聞こえる声の主は意外な人物だった。
「おひさしぶりね、速水君。」
「えっ!?どうして僕の電話番号を?」
「ふふん、わたしの情報網を甘く見ないことね。」
「そっか、元気そうだね。」
「速水君は相変わらずみたいね。」
「うん。まぁなんとかやっていけてるよ。」
「今度、時間が空いたら遊びに行くわ。またね!」
「わかった。待ってるよ。じゃあね。」
「ああ、ちょっと待った。」
「ん?まだ何かあるの?」
「もうすぐ三年生になるんだし、いつまでも『僕』なんて言ってないで少しは男の子らしくしたらどうなのよ。」
「いや、でも僕は僕だし。」
「ダメ!絶対!あと、髪ぐらい切ったらどうかしら。長すぎよ。」
「いいよ、別に。」
「ダ~メ!ほら切るわよ。」
「ちょ、ちょっとまってよぉ!!」
こうして、厚志






