大好きな君の歌声を

放送事故から色々あったが

平和に過ごしています

週刊誌に載って、五条さんがめっちゃ忙しそうだったなぁ

12月6日

五条さんと会ってから、時間が経つのが早くなった気がする

SNSを見ている悠仁くん

明日はごじょさとの誕生日だ〜

推し活の準備をしなければ

ケーキ特注しよ〜っと

夕飯

五条さんが中々誕生日のこと言わないから

仕方なく(？)俺が聞いた

そう呟くと、五条さんはカレンダーを見た

次の日

ｶﾞﾁｬ

3分後

10分後

楽しみだなぁ〜

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾟｰﾝｯ!

なんでそんな睨みつけてくるの…？

ｶﾞﾁｬﾝ

なんで五条さんを怒らせてしまったのか分からない

俺なんかした？

突然の出来事すぎて、体が動かない

なんで怒ったの…？

教えてよ、五条さん

小さい頃のある出来事がきっかけで、誕生日が嫌いになった

ﾊﾟｰﾝｯ!

俺は金持ちの家で、家族全員が俳優、女優という1家だった

ｻﾞｸﾞｯ

ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ

ｺﾞｸｯ

そう、俺は食事に毒を盛られていたのだ

体が痒かったのは、クラッカーの中にあるテープに毒が塗られていたかららしい

この出来事があってから、俺は誕生日が嫌いになった

悠仁傷ついた顔してたな

一生大事にするって決めたのに…

いやだ…！！

その頃悠仁は

自分が何をしたのか分からない

こんな自分は最低だ

俺は机の上に置いてある、冷めたご馳走を見ながら

返事が返ってこない謝罪を繰り返していた