里穂と光はいわゆる幼馴染だ。
光の家はごく一般的な家庭。 商売人の元気な父ちゃんと、男勝りな元気な母ちゃん。それから、母親譲りの元気な歳の5つ離れた妹がいた。
福島 光
光の母
福島 光
里穂の家はいわゆるお金持ちの家。 地主の家に生まれた一人っ子だった為に、色々求められることが多く、特に父親が怖かった。母親は温厚で女性らしい人だったが、父親には逆らう事ができず、里穂の唯一の楽しみは光といる時か、父親が不在で母と2人の時間のどちらかだった。
福島 光
牧瀬 里穂
人差し指を立てて、静かに!のサインをする。
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
この頃はまだ、光はこんな毎日がずっと続くものだと思っていた。
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福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
いつの頃からか、里穂は光と遊んでいても、あまり笑わなくなり、ボーッとすることが増えた。
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
この日は光は里穂の手を引いて、自分の家に連れて帰った。 本能的にそうさせるべきだと思ったのかもしれない。 何かを察した光の母が、里穂の身体の何箇所かに残っていた痣を見つけ、里穂の家へ電話をかけた。
この日から暫くは里穂が光に泣いてすがってくるようなことはなかった。
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小学生に上がると、光はクラスの中心的人物、リーダー的な存在に。
反対に、里穂は内気で自分の意見を周りに言えず、光以外の友達がなかなか出来なかった。
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
ガラッ
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
福島 光
里穂の机の前に光がしゃがみこむ。
福島 光
牧瀬 里穂
牧瀬 里穂
福島 光
牧瀬 里穂
この頃まではなんとか里穂は頑張れていた。 光がいてくれれば、家に帰ってからの多少の暴力や暴言には耐えていられたのだ。 しかし、中学校に上がる頃から状況は一変した。
里穂は学校へもあまり通えなくなっていた。
大きな理由は三つ。
一つは学校でのいじめ。 だが、これは光がいることによって、ほとんど守られている状態だった。
問題なのは残りの二つ。
二つ目は父親から受ける性的虐待だった。
三つ目は…。
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福島 光
滝川 悠人
不在着信
福島 光
福島 光
通話
00:00
滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
福島 光
カタカタカタ…
福島 光
掲示板
その記事の下には今日の保健室でのキスの瞬間の写真が載せられていた。
滝川 悠人
掲示板
滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
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福島 光
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滝川 悠人
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福島 光
滝川 悠人
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滝川 悠人
福島 光
滝川 悠人
ブツッ
滝川 悠人
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里穂の部屋ー
牧瀬 里穂
牧瀬 里穂
里穂も掲示板を見ていた。
牧瀬 里穂
牧瀬 里穂
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???
???
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