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〜 絵心甚八 side 〜
俺は 青い監獄 の休暇で気晴らしに散歩に来た
Me .
そんな時、ある一匹の白猫を見た
その猫は酷くやつれ、身体中汚れていた
俺は何故かその猫に惹かれ、気付けばその猫に近付いていた
Me .
絵心甚八 .
絵心甚八 .
その猫は驚きつつも少し、少しだけ俺に近付いてきてくれた
Me .
俺の目を眼鏡越しに「じぃっ⋯」と云う効果音が着きそうな程見てくる
絵心甚八 .
俺は口角を上げてそう言った
絵心甚八 .
Me .
その返事は分かった!とでも言うような感じだった
俺はその猫を抱きかかえ、青い監獄へと足を運んだ
〜 Me side 〜
絵心甚八 .
私より何倍も大きな建物を見て少し怖気付いてしまったが、絵心?と言うヤツのお陰で少しは安心出来る
絵心甚八 .
???
???
絵心甚八 .
絵心甚八 .
絵心と言うヤツは、女の人をアンリチャンと呼んだ
帝襟アンリ .
絵心甚八 .
帝襟アンリ .
絵心甚八 .
Me .
帝襟アンリ .
女の人は何故か私の事を『じぃっ⋯』と見てくる
Me .
帝襟アンリ .
絵心甚八 .
帝襟アンリ .
絵心甚八 .
本音を言うと触られるのは頑固拒否、 脳が良くっても身体が言う事を聞かないんだ
帝襟アンリ .
其の女の人は私の前にしゃがみ、出来るだけ目線が合うようにしてくれた
─────この人達は、”あの人達”とは違うのかも知れない
私は『撫でてもいいよ』と言うかのように女の人に少し身体を寄せた
Me .
帝襟アンリ .
女の人は、そっと⋯割れ物を扱う様に丁寧に撫でた
帝襟アンリ .
撫でられるのも悪くないかも知れない
私はこの人達を信じて良かったです
今までの不幸の分、幸せが待ち受けている
そんなネコチャンの物語です。