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桜猫
桜猫
桜猫
まだ、辺りは暗いままだった。
あのニュースから数十分、或いは数時間が経過しただろうか。
何方にせよ、僕は無関心だった。
夢桜
そう1言だけ呟き、足取りは重いが歩を進める。
行く宛て何て無い。
そんな物とっくのとうに喪った。
キキーッ
不意に乗用車のクラクションが鳴り響く。
…嗚呼、僕の人生は此処で終わりか…
そう思った刹那、誰かの叫ぶ声が聴こえる。
???
夢桜
…恐く僕は轢かれたのだろう。
然し、其れにしては痛みが無い。
夢桜
少し目を開く。其処に映ったのは…
???
髪は雪の様に白く、透き通った肌、サファイアの様な紫色の瞳。
1目見て僕が思った事…其れは…
夢桜
???
…あ、やらかした。
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いいストーリー( -`ω-)✧