テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
物語は全てに始まりと終わりがある。
ハッピーエンドで終わるものもあれば、
バッドエンドで終わるものまで。
そうだな、例を出そうか。
人魚姫
童話の中ではみんなが知っていると言っても過言ではないよね。
人魚は王子と恋に落ち、キスをして、訳あって憧れの人間になった。 これはハッピーエンドだ。
一方で、こんな話もある。
王子が他の女性と恋に落ち、人魚は泡になって死ぬ。
悲しい話だよね。
さて、こんな前置きはさておき、
少し前に戻そう。
医師
警察
警察
医師
警察
医師
おっと、止めるところを間違えたみたいだ。
ここは見たらダメだよ。もう少し巻き戻そう。
若羽 泉 18歳 俗に言ういじめられっ子
泉
金持ち美男美女の親、タワマン、そして都会。 そんな勝ち組だったら、こんな性格にならなかっただろう。
ましてや虐められることだって。
泉
生まれた時から救われたことなど無かった最低な人生。
いや、海のそばで育った事だけが唯一の救いだった
透き通る波が僕の濁った心を唯一洗ってくれる。
この海に沈めたら、苦しさもなく死ねるんじゃないか。 そんな事ばかり考える。
泉
泉
泉
そう思っていると無意識に足が動く。
波打つ水が足首、膝、腰と段々高くなっていく。
泉
そろそろ足が付かなくなってきた。
少し泳ぐと本格的に足が付かなくなる。
泉
最後の息を吐き、海の中に沈む。
泉
やはり人間とやらは面白い。 肺の中の空気だけで浮くことが出来る。
ゆっくりゆっくり息を吐いていく。 苦しくて無駄に水の中で足をバタバタ動かす。
泉
意識がだんだん遠ざかる。 目が染みるのももう気にならない。
しかし、視界が最後にとらえたのは、
翡翠色の綺麗な瞳だった。