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この物語はフィクションです。
物語に出てくるお店の名前等も、架空の店名となっております。
なにか不都合が御座いましたら、コメント欄にて書き込みお願いします。
作者:麻紗鈴
実家で飼っていた「シュシュ」のお話です。
今から、何年前になるだろう。
真っ白な猫を、学校帰りの公園で保護した時まで遡ろう。
シュシュ
雅子
シュシュ
雅子
子猫の鳴き声を頼りに、探し回ったら…
雅子
雅子
雅子
芝生のところで、子猫が震えていた。
雅子
雅子
雅子は、子猫を抱き上げた。
シュシュ
シュシュ
小さな前脚から、小さな爪が出ていて、必死に雅子の制服に爪を立ててしがみつく。
雅子
雅子
雅子は、子猫を胸に抱えて、自宅へと向かった。
雅子
母親
シュシュ
雅子
母親
雅子
母親
母親は、子猫を抱き上げた。
母親
母親
母親
母親
雅子
雅子
雅子
母親
母親
母親
母親
雅子
母親
母親
そんなこんなで、真っ白な子猫は「シュシュ」と名付けて、うちの愛猫となった。
それからシュシュは、家族を癒しまくった。
ねこじゃらしで、遊んでくれたり。
可愛い顔して、見上げたり。
いつも傍にいてくれたり。
可愛い姿で寝てくれたり。
可愛いって思ったら、変顔で寝てたり。
シュシュなしでは、生きていけないと思うほど溺愛していた。
特に溺愛していたのは、雅子ではなく母親の方だった。
ー数年後ー
雅子は、20歳で結婚。
その後も、シュシュは母親を癒し続けた。
たまに実家に遊びに行くと、ソファでまったり猫パンチ・・・。
キッチンで、ご飯の準備してる時、催促してきたり。
ドア越しに、視線送って、遊びの催促。
雅子の中では、シュシュまだ子猫のまんま。
雅子は実家に帰る度、シュシュを愛でる日々が続いていた。
ずっとこんな日々が、続くと思っていた。
ずっと続くと思っていたのに・・・。
でも、別れは突然やってきた。
ーシュシュ、20歳ー
ー永眠ー
シュシュの死因は、老衰による呼吸不全。
その他にも、肝臓や腎臓も悪くなっていた。
最期は、母親の胸の中で息絶えた。
それから半年経った時、母親から雅子へがMAIL届いた。
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
母親
母親
雅子
雅子
母親
母親
雅子
母親
雅子
母親
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
母親
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
母親
母親
母親
雅子
母親
母親
雅子
母親
雅子
母親
シュシュの座布団は・・・
この祭壇の、斜め下に敷いている。
シュシュが生前、寛いでいた場所。
シュシュが亡くなった今でも、捨てられずにずっと置きっぱなし。
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
母親
母親
雅子
雅子
雅子
突然、部屋の電気が点滅した。
母親
母親
雅子
母親
雅子
雅子
また、部屋の電気が点滅した。
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
母親
母親は、大きなため息を吐いた。
雅子
雅子
母親
そして、母親は自室に、私はこの部屋に布団を敷いた。
母親
雅子
ー深夜2時ー
▂カタカタ▂
▂ゴトゴト▂
▂ガリガリ▂
雅子
雅子
キッチンから、聞こえてくる奇妙な音で目が覚めた。
キッチンの、電気をつけた。
▂サササッ▂
雅子
電気をつけた瞬間、何かの影が雅子の足元を走り去るのが見えた。
その影が走り去った場所は・・・。
ー母親の寝室前ー
母親の寝室前で、ボワッとした影がウロウロしている。
母親の寝室に、入るか入るまいか迷ってるようにも感じる。
雅子
雅子
雅子
雅子がシュシュの名を呼んだら、一瞬だけ影が猫の形になったと思ったら、凄い速さでキッチンの方に逃げていった。
雅子は母親を起こして、リビングに来るように伝えた。
ー深夜3時ー
ーリビングー
母親
眠い目をこすりながら、母親がリビングへ来た。
雅子
雅子
雅子
母親
母親
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
雅子
母親
雅子
母親
母親
母親
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
雅子
母親
母親
不思議な事に、昔から飼い猫が亡くなると、必ず迷い猫が家の周りをうろついていた。
野良猫も近付かないほど、シュシュの力が強く働いてるのか・・・。
雅子
母親
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
雅子
ーゴトッー
突然、シュシュの位牌が床に倒れた。
母親
雅子
シュシュの位牌は、祭壇の中央に置いてあるため、位置的に床に落ちるわけが無い。
雅子
母親
雅子
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
母親
雅子
雅子
母親
母親
雅子
雅子
母親
母親
雅子
ー翌日ー
ー都内某所ー
ー保護猫カフェー
ー猫の肉球ー
猫カフェ店員
猫カフェ店員
可愛らしい店員さんが、出迎えてくれた。
ヽミャウノ
ヽミャウゥゥゥノ
店内に入って、手を消毒していたら、母親の足元に白猫がスリスリしてきた。
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
店員が抱き上げようとしたら…
ーシャァ!ー
店員さんを、威嚇している。
そして再び、母親の足元でじゃれついている。
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
雅子
雅子
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
雅子
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
猫カフェ店員
猫カフェ店員
母親
母親
ーゴロゴロー
ーゴロゴロー
ーゴロゴロー
喉が鳴る音が、聞こえてくる。
今度は、母親の胸に抱かれて、安心してるようにも見える。
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
雅子
猫カフェ店員
雅子は店員に、猫カフェに来た経緯を説明した。
猫カフェ店員
猫カフェ店員
雅子
雅子
猫カフェ店員
雅子
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ店員
母親
母親
母親
猫カフェ店員
雅子
雅子
雅子
母親
猫カフェ店員
猫カフェ店員
母親
母親
母親
雅子
雅子
母親
母親
猫カフェ店員
猫カフェ店員
猫カフェ「猫の肉球」を出る時、室内にいる白猫ちゃんは、寂し気な表情をしたように見えた。
そして、後日、母親は猫カフェ「猫の肉球」に行って、白猫を迎えに行った。
その白猫は「マシュマロ」と名付けてもらい、母親の愛猫となった。
マシュマロは本当に神経質なようで、雅子が実家に行くと、狭いところに隠れてしまう。
雅子が実家を出るまで、隠れたまんま。
母親以外には、心を開いてない様子で・・・。
でも、シュシュを亡くした喪失感で、塞ぎ込んだままだった母親を、マシュマロが癒してくれている。
結果は良しということ。
そういえば、白い毛が付いていた座布団は、マシュマロが使っている。
これでシュシュも、安心して虹の橋を渡りきったに違いない。
シュシュ、今までお母さんの事を癒してくれてありがとう。
安心して、そっちの生活をエンジョイしてね!