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まに
3
#ホラー
名瀬口にぼし
221
#タグ?それならついさっきサイモンと一緒にたべたよ?
白嵐
4
399
コメント
4件
いやー、24話めっちゃ重かった……千尋の「自分は本当に存在してるのか?」って部分、ゾッとしたわ。チェインレターのせいで自分の存在すら疑い始めてるのが切なすぎる。そして最後の夏樹からの電話!「サツが来るぞ」って緊迫感やばい。逃げる展開になるのか……次が気になりすぎる。タイトルの「悪魔祓い」って、千尋自身が悪魔扱いされてる感じがして辛いな。
重い足取りで
リビングに戻ってきた
夏樹
夏樹
夏樹の先ほどの一言が
心の深層部に突き刺さったまま
抜けなかった
それは
ほんとうに千尋を気遣った
「単なる警告」 なのかもしれない
だが
あまり考えたくないことではあったが
自分を遠ざけているのかもしれない
千尋にはそうとも思えた
千尋
千尋
千尋
実は チェインレターを苦にして
自殺したんじゃないか?
ふとそんな
嫌な妄想が胸をよぎる
自分も結局
チェインレターによって
殺されてしまったのだと
千尋
千尋
大きくかぶりを振って
意識を正常に保とうとする
陰湿な室内の空気
家の外ではだんだん風が強くなり
「死ね」の文字が印字された手紙は
どこかに散っていった
千尋の頭の中に
家のポストが浮かび上がる
全てはそこから始まった
ポストに入った
1通の手紙
違う封筒
千尋
千尋はふと
回れ右をしてポストに駆けて行った
郵便受けの前に立つと
ここまでのハイライトが
頭に反芻された
1通の手紙を開く
ニュースではそれが危険だと 報じられている
友人が死に
先生が死に
自分まで死の谷底に落ちかけている
でも
もう無理かもしれない
自分は危機を回避できたが
心に負った傷はあまりにも大きかった
いつもなら
嫌なことがあろうとも
後から元気が嫌なことを打ち消す
だが
今はそんな気力もない
そう思えば思うほど
深いところに落ち込んでいくような気がした
千尋
そして
ポストを開くと
見慣れた茶封筒が投函されていた
千尋
不思議なことに
怖いとは思わなかった
「わたしに残っている感情はなんなのだろうか」
ふと千尋はそう考えた
不安?
葛藤?
それとも別の何か?
茶封筒を抜き取る
明朝体で
「菊田千尋様」と印字されている
千尋
自分がしたことへの後悔が募る
千尋
糊付けされた部分を横に引く
手紙を開けることは何度もあったから
前とは比べ物にならないほどその所作が素早くなった
しかしそれは今の千尋にとっては
どうでもいいことだった
千尋
予想は裏切られなかった
そうだ
その予想が間違っているはずがない
そうなっているのは極めて必然だ
この手紙は
日本中に 「感染拡大」しつつあるのだ
私の彼氏が
2017年2月23日 突如姿を消しました。
それ以来
いつになっても連絡が取れず
とうとう警察に調べてもらうことにしました。
しかし彼は見つからず
捜査は打ち切りになってしまったのです。
見慣れた文章
千尋は再度それを読み進める
最後の数字は 「4」になっていた
ということは
千尋や夏樹には関与していないルートの
人物なのだろうか
だが
いずれにしても
また進行してしまった
もう誰にも
この歯車を止めることはできないのだろうか
ふと
千尋は身震いした
手紙のとある一節が
第六感の警鐘を強く鳴らした
この手紙が届いたら
3日以内に
既にこの手紙が届いた人以外の5人に
これと同じ内容の手紙を送ってください。
……
もしこれに従わない場合
あなたを私に対する反逆者と見なし
期限が過ぎて3日以内に
殺させていただきます。
反逆者
この手紙に書いてあることが正しければ
この手紙の送り主は反逆者だ
千尋はもう既に 「チェインレター」を受け取っている
理不尽だ
反逆者かどうかなど
手紙を回す側にわかるわけがないのだ
いちいち確かめているような余裕はない
その人にまだ手紙が届いていないとしても
届いているにしてもだ
千尋
千尋
千尋の心に引っかかったのは
そんなことではなかった
もっと単純なことだ
千尋
千尋
千尋
自分のせいで
また1人死ぬ
千尋
右手に握りしめた手紙が潰れた
その時
ポケットに入れたスマートフォンが震え出した
通話だ
千尋
千尋
すぐに応答ボタンを押して
耳に電話を押し当てる
千尋
夏樹
夏樹
千尋
夏樹
夏樹
千尋は目を瞠った
細い涙の粒が頬を滑る
千尋
千尋
千尋
千尋は訥々と
アイロニカルな とげとげしい口調で言った
夏樹
突然夏樹の口調がはりを帯びる
千尋
夏樹
夏樹
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
安定しない天気が続き
鋭い風が住宅街に吹き荒れていた