桜庭 紬
次は私の番だね
時透無一郞
うん、
桜庭 紬
私は5人家族。
桜庭 紬
母、父、姉、私、弟
桜庭 紬
お母さんとお父さん、弟は鬼に殺された。
桜庭 紬
お姉ちゃんは一緒に逃げてくれた。
桜庭 紬
でも逃げる途中で
桜庭 紬
「紬、鬼ごっこしようか、ここの山をおりて村に着いたら勝ち!」
桜庭 紬
「さ、早く走って!!」
桜庭 紬
そう言ったの、
桜庭 紬
私はその時お姉ちゃんの言うことを聞けば
桜庭 紬
お姉ちゃんが助かると思ったの。
桜庭 紬
そして全力で走った。
桜庭 紬
その時、後ろから微かに
桜庭 紬
「ばいばい、紬」
桜庭 紬
と聞こえたのを無視して。
桜庭 紬
そして村におりて、ある人の家で泊まらせてもらったの。
桜庭 紬
そして夜が明けてもう1回山へいったら、
桜庭 紬
そこにはお姉ちゃんが倒れていたの。
桜庭 紬
悲しくて悲しくて泣いていたら、
桜庭 紬
カナエ姉さんに拾われて蝶屋敷に住むことになった。
桜庭 紬
そしてある夜、夢を見たの
時透無一郞
夢?
桜庭 紬
うん。
桜庭 紬
時透君のお兄ちゃんが鬼に食われ、泣いているという夢を。
時透無一郞
……!!
桜庭 紬
その時私は正夢なのではとあせった。
桜庭 紬
とりあえずあまね様とカナエ姉さんを連れて山へ行った。
桜庭 紬
けど、その時にはもう遅かった。
桜庭 紬
泣いている時透君を見て昔の私を思い出したの。
桜庭 紬
自分のせいで大切な人が死んでしまったという罪悪感、
桜庭 紬
鬼を倒したいという強烈な想い
桜庭 紬
すべてがわかる訳では無いけれど、
桜庭 紬
なんとなく分かった。
桜庭 紬
そして私の事を忘れてしまった時は
桜庭 紬
また友達になれば良い、
桜庭 紬
そう思っていたの
桜庭 紬
けど、話しかけるのが怖くて話しかけれなかった。
桜庭 紬
これが私の過去だよ
時透無一郞
あのさ、もう1回聞くんだけど、
時透無一郞
桜庭さんってむぎちゃんなんだよね、?
桜庭 紬
うん。
時透無一郞
なら言いたいことがあるんだけど
桜庭 紬
どうしたの?
時透無一郞
俺と付き合ってください。
桜庭 紬
( :˙꒫˙: )ポロポロ
桜庭 紬
はいっ!
桜庭 紬
喜んで。
時透無一郞
…じゃ、紬って呼んでいい?
桜庭 紬
私も、無一郎って呼ぶね、!
時透無一郞
紬、?
桜庭 紬
なぁに?
時透無一郞
チュッ
桜庭 紬
〜/////
時透無一郞
顔真っ赤。
桜庭 紬
( ⸝⸝・̆⤚・̆⸝⸝)
時透無一郞
もう一回だけ、いい?
桜庭 紬
う、うん
時透無一郞
チュッ
桜庭 紬
( ˶°⌓°˶)
桜庭 紬
(՞˶・֊・˶՞)
時透無一郞
可愛い。
桜庭 紬
無一郎、?
時透無一郞
なぁに?
桜庭 紬
大好きっニコッ
時透無一郞
…可愛いすぎて死にそう。
桜庭 紬
え、し、死なないで、!
時透無一郞
紬が可愛いすぎるのが悪い。
桜庭 紬
(//・_・//)カァーッ
時透無一郞
もう今日は寝よっか。
桜庭 紬
うん。お、おやすみ、!
時透無一郞
おやすみ。