一人きりだと思ってたのに

桃さんから聞いた話は思ったよりつらい話も多かった

両親がいないこと、親戚からたらいまわしにされてること

そして...二人は本当は血がつながっていないこと

青ちゃんはそのことを知らないということ

なぜか黄くんと赤くんの姿が見当たらない

おかしい...朝は来てたはずなのに

探しに行く？

でも僕はもう嫌われてしまったんだし迷惑だよね...ｗ

いつもとは違う場所に呼び出された

何でだろう...

でも...もうどうでもいっかｗ

きっといつも通りサンドバックにされるだけなんだし

考えるだけ無駄なんだから

放課後まで飛ばします

しばらく待っていると凜さんと一緒に男の人がやってきた

ドカッボコバンボキッ

今の音って骨？

今までと比べ物にならないほどにいたい

たす...け...テ

ドカッ

誰？動画って...まさか...

ここからR入るかもです

苦手な方は60回タップ連打で！

グポッ

嫌だ...気持ち悪い

助けて...泣

ズチュンッ

パンパンパンパンパンパン

ぱちゅんぱちゅん

グポッ

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン

バチン

キュっ（締まる

ビュルルルルルルルルルルル

どうも再び家から桃です

ただいまの時刻20時

ですが癒しの青が帰ってきません

今日の話聞いたとこ誰かの家に行ってるみたいなこともなさそうだし...

とても心配です

明るくてすみません！夜です

ゴキッ

やっとの思いで見つけた青は思ったよりもボロボロになっていた

体中があざだらけで

服も乱れた状態で泣いていた

そんな状態で俺に問いかけてきた

頬を触ると確かに濡れていた

こんな姿の弟を見ていると自然にあふれてきてしまった

なぜこうなるまで気づいてやれなかったんだろう

なぜ俺がいるのに守れなかったんだろう

なぜ誰でもない...こいつがこんな目に合わないといけないのだろう

こいつは十分に苦しんできたはずなのに...なんで？

立とうとする

家に着いてからも僕たちはしばらく無言だった

お互いに何年もまともに顔を見ていなかったのもありとても気まづかった

知らなかった

僕はこの家の事も何も

なぜ親がいなくて二人きりなのか

でもね？一つだけ僕は知ってるんだ

それは...