かくと
ただいま
初音ミク
おかえり、遅かったね
かくと
あぁ、悪い
初音ミク
ううん、いいよ
かくと
(ミクはそう言って微笑んだ。)
かくと
風呂入ってくる
初音ミク
うん!
初音ミク
(そう言ってかくとは着替えを持っていった。)
初音ミク
♬〜!
初音ミク
なんだろ?スマホかな……
━━━━━━━━━━━✧❂✧━━━━━━━━━━━
LINE画面
彼女『かくとと彼女になれて嬉しい、また遊びに行こうね?』
━━━━━━━━━━━✧❂✧━━━━━━━━━━━
(どういう事?彼女?)
━━━━━━━━━━━✧❂✧━━━━━━━━━━━
LINE画面
彼女『かくとと彼女になれて嬉しい、また遊びに行こうね?』
━━━━━━━━━━━✧❂✧━━━━━━━━━━━
(どういう事?彼女?)
かくと
何してるんだ?
初音ミク
え?あ、ううん!上がってくるの早かったね
かくと
あぁ、あとまた明日も出かけないといけないんだ、悪いな
初音ミク
ううん、大丈夫
初音ミク
(あの彼女って人と?)
初音ミク
(ミクは自分でもよくわからなかった、この感情は何かと…それとも感情ではないのか…と)
ミクの部屋
初音ミク
ヴァーチャルだからって突き放さないで……
初音ミク
これが悲しいって感情…なのかな……?
初音ミク
なんでなの?…なんで……
初音ミク
考えても考えてもわからない…彼女と言う人にミクは嫉妬してる…のかな?
初音ミク
なんで嫉妬なんかしてるの?…
初音ミク
ミク、自分のこえ、ききたくない……かくとを思い出しちゃう…魅了されてゆく…溺れるよ…これが…恋?…わからないわからないわからないわからないわからない…
初音ミク
だって…ミクはしょせん…機械でしかない…から…
初音ミク
聞けば聞くほど…溺れる…逃げられなくなる………それなら…………彼女と言う人を消せばいいんだ……そうすればかくとにはミクしかいなけなる…
初音ミク
ミクだけがかくとのそばにいればいいんだ…
初音ミク
いいんだ…消しちゃって…そうすれば…楽になる…楽って?安心とは違うの?
初音ミク
わからないわからないわからない…ミクは………どうすればいいの?…
初音ミク
消したらいいんだ…消したら………でも……
初音ミク
かくとが…悲しいとミクも悲しい…
初音ミク
(画面越しでもいいから…愛してほしかった。……ううん…かくとは愛してくれた…ヴァーチャルでも……なら…ミクが人間だったら…かくと…ミクといてくれた?)
初音ミク
悲しいのに…泣けないんだ…やっぱり人と違う…もともと…ミクに感情なんてなかったんだ…全部全部……かくとがくれたんだ…
初音ミク
…そして好きになったんだ…本当はありえなかった…ことなのに…ありがとう…かくと…だから…
初音ミク
かくとが悲しむのは…嫌だな……幸せになってほしい
初音ミク
最後に……
次回は初音ミクが…?!いよいよ次回は最終回で~す!!