ロディ
愛に飢えることの無い人生って素敵じゃないかい?クリス
突然彼は窓の外を見ながらそんなことをポツリと呟いて
クリス
ん?そうだなロディ。愛に飢えることの無い人生…な
ロディ
僕は今愛に飢えている
ロディ
愛して欲しい人に愛されてないんだから…
クリス
…俺ならお前のことをちゃんと愛すが、俺を好きになる気は?
ロディ
…そんな気ないよ
そうか、と言おうとした瞬間に彼奴は口を開いて
ロディ
だって…出会った頃から好きだから
クリス
んなっ…
ロディ
…好きだよ、クリス
微笑む彼に月の光が入っていて綺麗だ、と思いながら
クリス
嗚呼、俺も好きだ。ロディ──
そっと口付けを交わして離れて行き
ロディ
…ちゃんと愛してよ、クリス
クリス
勿論愛す。死んでもな
ロディ
ふふ、期待しているよ







