武道
兄貴、行ってくる
イザナ
…あぁ気をつけろよ
イザナ
どうなったって俺らは兄弟だ
武道
うん
イザナ
…今までよりもいい表情だ
イザナ
(…てか、兄貴って言ったか!?イザナ兄って呼んでくれなくなるってことなのか!?なんか悲しいな、成長を感じる…)
武道
車出して
運転手
かしこまりました
武道
(…はぁ、俺はちゃんと言えるのか?押されて何も言えずに失敗してしまったら今までどおり操り人形として生きていくのか…?)
武道
(…不安が募るだめな方に考えるな、前向きに…)
悟
緊張してる?
武道
当たり前だろ
…は?
武道
さ、悟…!?
武道
(びっくりしたぁ!!バカ悟!)
武道
い、いつからそこに!
悟
結構前かな〜
武道
てか、なんでいるんだよ
悟
ふふん、一人じゃ不安がるだろうと思ってね
悟
僕が同行しちゃうよ☆
武道
聞いてない!
悟
うん、言ってないもん
悟
(ノ≧ڡ≦)テヘペロ
武道
いや、キモいわ
悟
いや、ひど
悟
てのは置いといて
悟
武ちゃんが不安がるのも無理ないとは思うけどそう気負いするのも程々にね
悟
大丈夫、絶対に成功させるさ
悟
だって、僕がいるんだよ
悟
自身持っちゃて( ´∀`)bグッ!
武道
は、何だよそれ
武道
でも、肩の力抜けた気ぃするわ
悟
うんうん、張り切っていこー!
武道
失礼します
悟
失礼します
上層部の人
よく来た
上層部の人
それで?話というのは何だい?
武道
俺を高専に入れるという指示がありましたが、提案を申し上げたいと思い、伺いました
上層部の人
その提案というのは?
武道
それは、
武道
将来高専で働き、呪術師としても働くという条件で高専へは転校ではなく定期的に授業を受けるという形でのものにしていただけませんでしょうか
上層部の人
ほぉ条件、ね
上層部の人
それは今の学校に通い続けるということで間違いないかな?
武道
そうです
上層部の人
では、具体的な頻度は?どれくらいで想定しているのかな?
武道
俺としては一ヶ月交代でもとの学校と高専に通うことが好ましいです
上層部の人
そのことを証明する者が必要だが
悟
僕が証人となります
上層部の人
なるほど…
上層部の人
いいでしょう、その提案受け入れますよ
武道
!
武道
ありがとうございます!
悟
ありがとうございます
上層部の人
それではこの話は終わりとします
上層部の人
次に私から一つ
武道
何でしょうか?
上層部の人
この間の会に不参加だった件について、詳しく^_^
武道
あ
悟
あ
武道
…はい、今後はこのようなことがないように致します
悟
すみませんでした
上層部の人
話は以上です
武道
失礼しました
悟
失礼しました
武道
っはぁ〜緊張したぁ
悟
お疲れ、まさかあんな提案をするとは思わなかったよ
武道
まぁ、なりたいもんなんてないしな
武道
力を無駄にする気もないし、一番いいだろ
悟
そうだね
悟
(本当にあの頃の弱い少年はどこにもいないしっかりと自分の道を切り開いて確実に強くなっている)
悟
ふふ
武道
なんだよ急に、気持ち悪いな
悟
またそーいうこというー!
武道
(ほんと、お前には感謝してもしきれねぇよ)