コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして土曜日
何度も平日に学校をサボろうとする半間君を説得し、土曜日に予定を移してもらった
帆稀
半間
蝿が飛び回り血なまぐさい廃工場がいい場所になるのだろうか
稀咲
半間
稀咲
半間
帆稀
稀咲
半間君は嬉しそうに私と眼鏡君を見ると言った
半間
稀咲
稀咲
稀咲
帆稀
帆稀
半間
稀咲と呼ばれた男が私を睨む
稀咲
帆稀
稀咲君は大きな溜息をつくとついて来いといった
半間
稀咲
帆稀
どこかの図書館
移動最中に自己紹介をされ、早くも私は作戦とやらについて聞かされていた
稀咲
帆稀
稀咲
半間
なんで知ってんのよ
帆稀
稀咲
稀咲
稀咲
その日はそこで解散となった
あれから2ヶ月私は作戦とやらを手伝い続けてきた
帆稀
稀咲
稀咲
2人の目的は知らない。いや、知れない
この人達は仮にも不良だ 言わないという事は知られたくない事なんだろう
稀咲
帆稀
稀咲
そう言って手渡されたのは紙袋だった
帆稀
稀咲
そう言われ中身に目を落とした
帆稀
半間
驚いて声を出す私の口元を入れ墨の彫られた手が塞いだ
帆稀
半間
稀咲
稀咲
意外と2人と過ごす時間は楽しかった だから自分の目的を忘れかけていたんだ
「殺せばいいさ」
これはきっと悪魔の囁き
耳を貸してはいけない
半間
稀咲
稀咲
稀咲君の言葉が助けだった
稀咲君は人を操るのがずば抜けて長けている
私にはもう逃げ道なんて残されていなかったんだ
あれから1週間
葵
葵
私は稀咲君に連絡を入れていた
帆稀
挑発気味な言葉で葵の怒りを誘う
葵
葵
葵
帆稀
帆稀
葵が私を嫌う理由
それは私が何をしたかったか葵は知っているから
葵
一歩、また一歩と近づいてくる葵に私は重たい腕を上げた
帆稀
葵
葵の後ろ、キラリと月明かりに照らされた半間君のピアスが光った
帆稀
葵
今から人殺しにやる奴にボクシングのルールなんてもう要らない
銃を捨て、腰を落とす
葵
葵
遠慮なく近づいてきた葵のお腹、思いっきり体をひねる
力の限り拳を食い込ませた
葵
力の抜けた私を背の高い男が抱え上げた
そのまま私は気を失った