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テコテコ
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テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
イザナが面会から帰ってきた
何を話したのか
レイはどんな様子だったのか
聞いてみたけど
「姉さんに会えばわかる」
ってだけ
イザナの様子を見るに
すごく悪い状態 ってわけでもなさそうだ
だとしても
不安なもんは不安だ
なんか
いつもより
すげぇ弱気になってる気がする
異様に寒くて
何をしてても落ち着かなくて
レイのことばかり考えてる
あぁ、、クソ
早く
早く会いたい
あいつは今
どんな顔してるんだろう
どんな思いで
この地下の薄暗い隔離病室の壁を 眺めてるんだろう
レイ
、、、、ん、
、、、の、ん
さの、、んっ
佐野くんっ!
マイキー
院長
院長
マイキー
院長
院長
院長
マイキー
マイキーは
ドアをなるべく 音が立たないようにゆっくり開けた
レイは
広い部屋の奥のベッドに
こちらに背を向けて座っていた
レイの腕から伸びている点滴が 前より多くなっている
マイキー
マイキー
深呼吸して名前を呼んだ
少し間を開けて
レイが振り向いた
マイキー
「姉さんに会えばわかる」
そのとうりだ
レイは
ガラス玉のような瞳で俺を見る
いや
別に前会った時から 大きな変化があるわけじゃない
そう、なんの変わりもない
だからこそ
なぜか
レイの何かを感じ取ってしまった
その"なにか"は
決して悪いものじゃない
でも良いとも言い表わせない
とにかく
"なにか"に
俺の心はかき乱された
そのことに戸惑いながら
俺は引き寄せられるように
レイの前に用意された椅子に座る
マイキー
ダメだ
言葉が、声が
喉から出ない
目の前のレイは
その瞳で俺の目を見つめたまま
ずっと
俺が話し始めるのを待っている
あぁ、、、、ダメだ
あんなに色々考えてきたのに
わからない
レイの瞳を見ていると
そのなにかに吸い込まれそうになる
それじゃダメなんだ
レイを救う為に
レイを幸せにする為に
俺は、、、
俺は?
何ができると思ってんだよ
俺みてぇな奴に
リーヨ達が殺される時
俺はなにかできたのか?
レイが稀咲に撃たれる時
俺は何をしていた?
そうだ
俺は
ただ見ていた
見ているだけだった
俺
何もできてねぇ
何もできなかった
助けられなかった
いや
助けるなんて
そんなこと俺には無理だったんだ
いつかのたけみっちが言ってた
「マイキー君は住んでる世界が違う」
その時は
よくわかってなかった
でも
今ならわかる
俺とレイは
違う
世界が違う
生きている世界が
生きてきた 生き抜いてきた世界が
、、、、違う
助けられるわけがない
なんなんだ、、俺
今まで
何をしてきた?
何を見ていた?
レイの何を!
何も
見えてなんかなかった
ダメだ
このままじゃ
せっかく面会できたのに
ぐるぐるぐるぐるしてて
気持ち悪い
苦しい
イヤだ
イヤだ
このままじゃ
レイがいなくなる
どうすればいいか
わからない
俺は
レイの瞳を見続けることが辛くなって
俯いた
こんなところ
見せたくなかった
何がしたいんだ
俺
何か言わないと
話さないと
レイ
レイ
レイ
マイキー
レイ
っ、、あ、、れ?
なん、で、、
こ、んな、、
涙、なんか、、
もぅ、、
無理だ
マイキー
レイ
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
、、ダメだ、、、
、、、止まらない、
どんどん、、溢れて
、、、、、涙、、
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
涙を止めようと必死だった
ずっと
レイの顔が見れなかった
怖かった
こんな俺を見て
レイはどう思ったんだろう
レイは、、
今どんな顔してる、?
頭が
上げられない
怖いから
ずっと俯いたまま目を瞑ってた
でも
やっと少し落ち着いてきて
目を開けたら
なぜか
景色が薄暗くて
理由はすぐにわかった
レイが
俺の前に立っている
何かを言う暇も与えないまま
レイは
俺を抱きしめた
レイ
マイキー
抱きしめられてるから
顔は見えない
でも
レイが俺を助けようとしてる
、、、、こういうことが できるお前は
優しすぎるんだ
他人を気遣う余裕なんて 無いはずなのに
お前は
不思議だ
レイは、体温低いはずなのに
あったかい
マイキー
マイキー
マイキー
レイ
レイは座っているマイキーの膝に 向かい合って座っている
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
コンコン
マイキー
マイキー
もう当分会えない
そう思ったら
目の前の存在が
とてつもなく希少な存在に見えて
思わず抱きしめた
人の、、いや、
レイの温もりは
きっと
全人類をダメにする
レイを膝から下ろして
ベッドに座らせた
俺は
とうとう最後まで 変わらなかったレイの顔を見つめて
マイキー
マイキー
そう言ってから
ドアノブに手をかけた
マイキー
レイ
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
正直
今すぐもう一度抱きしめたい
でも
レイの顔を見て我慢した
マイキー
マイキー
キィ、、
パタン
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
武道
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ