エレン
そういえば、つぼみが出来たんですよ〜
エレン
リヴァイさんが帰る頃には、ちょうど見頃じゃないですかね?
リヴァイ
そうか
リヴァイ
楽しみだな
リヴァイさんが出張に出て2日目
俺__エレン・イェーガーは 不健康な生活をする事も 請け負った植物を枯らす事も無く
そして毎夜リヴァイさんに電話で今日の事を報告していた。
リヴァイ
じゃあ、予定通り明日には帰れる
エレン
はい!
リヴァイ
おやすみ
エレン
おやすみなさい〜
ツーツーツー
電話を切り、俺は布団を被る。
リヴァイさんの声は安心する。
俺はすぐに深い眠りに落ちた__
次の日
夕方
エレン
今夜にはリヴァイさんが帰ってくる
エレン
疲れてるだろうし、たまには俺が料理しないと…!
エレン
リヴァイさんの料理はよく隣で見てるし、多分大丈夫だろ
エレン
無難だけど…カレーでも作るか
冷蔵庫に材料がある事を確認し、 器具を取り出す。
エレン
お玉と、まな板と、包丁…
包丁を棚から取り出すと、 シィィン…と音が鳴る。
エレン
…いい音
刃が怪しげに鈍く光る。
これで、手を切ったら
どう…なるかな
エレン
…奴らを
エレン
1匹、残らず……
手のひらに、そっと刃を宛てがう。
エレン
ゾクッ