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貴方
あっ
貴方
柴田先輩！！
しばゆー
ん？
しばゆー
おおー！びっくりしたあ！
とある日の仕事終わり、スーパーで食材を選んでいると、
柴田先輩がおった。
しばゆー
あ、としみつもおるよ、動画の買い出しで…
貴方
あっ！としみつ先輩は今はいいです。
しばゆー
え？
貴方
柴田先輩に聞きたいことがあって。
しばゆー
僕ちん？
貴方
はい。
貴方
この間、見たって…
しばゆー
…？
しばゆー
ああ〜！あの話か〜！
貴方
はい。
貴方
…何を見たんですか？
しばゆー
いや、この間としみつと一緒に歩いとったからさ
しばゆー
やっと2人でご飯でも行けたのかなーって
貴方
あ、
やっぱり。見られとった。
貴方
あの…
としみつ
どうしてもって言うから1回だけな
貴方
あっ！！…としみつ先輩！
しばゆー
そんなこと言わずに2回目も行けばいいやん
貴方
そうですよ！もう1回行ってくださいよ！
としみつ
また今度な、
としみつ
しばゆー、行くぞ
しばゆー
もう買い終わった？
としみつ
これとこれとこれ…だけだよな
しばゆー
おー！いい感じ〜
貴方
じゃあ、お疲れ様です！
しばゆー
じゃあね〜
としみつ
じゃ、また
貴方
ふぅ…
としみつ
焦ったわマジで
貴方
いや、でも咄嗟の判断大正解だった
としみつ
いや、それよりあいつの頭の中がお花畑で助かったわ。
貴方
…確かにそれは否めん…
としみつ
気をつけような、
としみつが私の頭をクシャッと撫でて、
覗き込むように微笑んできた。
貴方
…そんな優しい笑い方もできるんだ
としみつ
できるわ
としみつ
…ふ、何ちょっと照れとんの？
貴方
だって
としみつ
何〜？
ニヤニヤした顔。完全に馬鹿にしとる。
貴方
…好きだもん
としみつ
俺も。
その時したキスは、
今までで1番暖かかった。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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