mayu
ななさん、これから死ぬんですか?
mayu
本当に死ぬんですか?
mayu
それなら止めません
mayu
じゃあ、死ぬ前に私の話を少しだけ、聞いてね!
mayu
慰めは、ありきたりな言葉ばっか
mayu
周りはありきたりな、返答と否定ばっか
mayu
何度も我慢して、何度も歩いてきて、今日死のうとしてるんだよね
mayu
沢山頑張ってきたんだよね。もうダメだって思っても、立ち上がって来たんだよね
mayu
そんな、君にもう「頑張れ!」
mayu
なんて言葉はもう言えない
mayu
誰よりも頑張ってるはずなのに
mayu
誰にも見てもらえない。
mayu
誰よりも、大きく小さく。心の中で叫んでるのに。
mayu
誰にも届かない
mayu
そんな世界なら、死んでしまった方がいいよね。
mayu
口では語りきれない程の辛い毎日が…今日まであった。
mayu
数え切れないほどの辛い夜を、今日まで乗り越えてきた。
mayu
よく振り返ってごらん。
mayu
ほら…
mayu
すごく頑張って来たよね。
mayu
「よくここまでやったね!」
mayu
って、私が近くにいたら言ってあげたい。
mayu
「もうこれ以上頑張る必要なんかないんだよー」って。
mayu
君に言ってあげたい。
mayu
「辛かったね」って
mayu
背中をさすってあげたいんだ。
mayu
きっと君は
mayu
スーッと心にまとった何かが、はがれ落ちて
mayu
同時に沢山の涙が溢れてくるんじゃないのかな。
mayu
いつも静かな君が
mayu
子供みたいに、泣いてしまうかもしれない。
mayu
気がすむまで泣いて。君は泣き疲れたら眠るんだ。
mayu
夜中に目が覚めても大丈夫!
mayu
朝になってもちゃんといてあげる。
mayu
君の元気が出る、朝ごはんを作ってあげる。
mayu
ほら。
mayu
私だって結局、何も出来ないんだよ。
mayu
今画面を見つめてる君に
mayu
携帯をにぎりしめて泣いている君に。
mayu
私は何もしてあげられない
mayu
こうして、伝えることしか出来ないけど
mayu
もう一度だけ君に言いたい
mayu
もう。がんばらないでいいよ
mayu
私も、ありきたりな言葉を一つだけ言っていいかな?
mayu
君がいなくなったら、私は悲しむよ!
mayu
君が生きてることが嬉しい