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カタカタカタカタ………

都喜

ん…?

真っ暗な部屋の中で、何処からか 聞こえてくる音に目を覚ました。

都喜

隣の部屋か…?

鳴り止む気がしないこの奇妙な音が 気になって仕方がなく

音の聞こえる方へと歩いて行った。

都喜

親父…?

都喜

何やってんだ…?

ドアの隙間から中の様子を伺った。

カタカタカタカタ……

都喜

パソコンのキーボードを打つ音だったのか…

都喜

それにしても、親父…

都喜

こんな夜遅くに何やってんだ…?

都喜

仕事か?

そう思っていると、親父は立ち上がり

こちらへ向かって来た。

都喜

隠れないと…!

俺は急いで物陰に隠れた。

親父

はぁ…

親父は、深い溜息をつきながら 二階へと向かった。

都喜

行ったか…?

都喜

よし…

都喜

明日も朝早いし、寝るか。

都喜

おはよう、親父。

親父

おはよう、都喜。

都喜

なぁ、親父。

親父

何だ?

都喜

昨日の夜、部屋で何してたんだ?

親父

え?

親父

何の事だ?

都喜

とぼけないでよ。

都喜

知ってるんだぜ、俺。

親父

記憶に無いのだが…

都喜

何で?

都喜

昨日の夜、部屋でパソコンいじってたじゃないか。

親父

それ、何時だ?

都喜

夜の12時ぐらいだよ。

親父

その時なら、寝室で寝てたぞ?

都喜

は?

都喜

でも…

親父

ごめん、お父さん、朝から疲れてるんだ。

親父

そんな冗談に付き合うつもりは無い。

都喜

でも俺、見たんだよ!

都喜

親父が溜息つきながら二階に上がっていった所を!

親父

ちょっと待て。

親父

お前が寝てたのは、二階だよな?

親父

確かに俺の部屋はお前の部屋の隣にあるが、

親父

うちは二階建てだぞ?

親父

その上の階に続く階段なんて無いぞ?

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