zm
っ?!
武器を振りかざす音、それと共に グシャッ、と何かが潰されたような音がした
監視係2
が...っ
監視係
は...?
監視係
な...、なんでお前が攻撃されてんだよ...
相手はどちらも、ガクガク震えている。
zm
...!
zm
コネシマ!!
kn
よっ
多分、相手が武器を振りかざすと同時にコネシマも攻撃したんだろう。
zm
ナイスタイミング!
kn
お前が無茶して1人で乗り込むからやろ〜?
kn
ほんまに馬鹿やなw
zm
なんやと...?
相手をチラッと横目で見る。2人中1人はコネシマが足を潰したから平気だろう。
zm
まぁええわ。もう1人は任して。
kn
りょ〜
監視係
や、やめろ...
zm
それは無理やわ。
zm
あ、そうだ。さっきの教えてや。
監視係
さっきの...?
zm
ショッピくんが"失敗作"だって言ったやろ
監視係
...っ、
監視係
あいつは、幼い頃からa国で実験体にされてたんだよ。
監視係
だけど彼は実験に失敗した。
zm
...ふーん
kn
は?ショッピが実験台...?失敗作...?
監視係
そうだよ...ほら!
言ったからもういいだろ!!
言ったからもういいだろ!!
zm
...
zm
ばーん
バァンッ!!
監視係
あ゛っ...
隠し持っていた銃で、相手の心臓目掛けて1発。撃った。
見事ど真ん中に当たり、相手は血を流し、血を吐いた。
zm
ま、こんなんでええやろ。
kn
そやね。
zm
そうだ!ショッピくん!!
バッ、とモニターの方を見る。
よく見てみると、先程ショッピくんに注射を打った人が何か話しているようだ
何かあることないこと吹き込まれていたら面倒なので、すぐさま彼の所へと向かいたい。
kn
...なぁゾム。そこ、通れへんの?
コネシマも同じ事を考えていたらしい。コネシマは俺が伝ってきたダクトを指さす。
zm
行けると思うで。
kn
よっしゃ、じゃあはよ行こや。
zm
ん。
zm
よっ...と。
zm
なんか変なとこに出たなぁ
kn
ん?ここ、ショッピがいた部屋やない?
zm
あ、確かに似とるわ。
辺りを見渡してみると、2つの人影が見えた。
kn
!
zm
ショッピくんと...あいつは?
秘書
ほら、お仲間さんが待ってますよ。
zm
...ん?
kn
なんやあいつ。良い奴なんか?
syp
!!
syp
ゾムさん!部長!!
kn
待たせたなぁショッピ。
syp
良かったです...っ、!
zm
...なぁ、お前。
秘書
ん、なんだ...?
zm
...ありがとうな。
秘書
!
秘書
こちらこそ。
zm
え?
秘書
...この馬鹿げた国から、ショッピを救ってくれて。
秘書
終止符、必ず打ってくださいね。
zm
...なんかようわからんけど...
zm
じゃあな。
秘書
はい、さよなら。
syp
さよなら、!ありがとうございました!
秘書
フリフリ
優しく微笑み、こちらに手を振る彼。
本当に良い奴だったらしいな。