誰にだって好きな人がいる。
きっとみんなも一緒。
その私の好きな人が、親友の好きな人でも。
余命僅かでも。
華
おっはよー!
響音
おはよー
響音
今日も元気ね笑
華
そりゃーもちろん!
華
だって桜がすごい咲いてるもん!!
華
花大好きだから、華って名前気に入ってるのよね〜
響音
それ言ったの今日で98回目。
華
ん?そんなに?
響音
...。
響音
(馬鹿らしいとこが可愛いよね。笑)
華
(響音はたまに何考えてるか分かんないけど、クールで好きなんよね♡)
空人
よっ
華
あ!空人おはよぉ!
響音
おはよー
空人
今日も相変わらず元気ですなぁ笑
響音
それさっきも同じこと話してた笑
空人
あ、まじ?笑
華
(なんか2人とも仲いいなぁ...ずるい、。)
華
今日桜綺麗だね!!
空人
それわかる、ほんとに綺麗。
響音
でももう散っちゃいそうだね...。
華
うん...悲しくなるね...
華
でもこの桜と同じように、いつか散る人生楽しみたいな!!
響音
え?そんなこと言う華ってなんか珍しい笑
華
(あっ、秘密にしなきゃいけないんだった。。)
華
...。
空人
ん?華?どうした?
空人
急に元気なくなってるぞ?
華
あ、ううん、大丈夫。
華
ごめん!ちょっと先行っててもらっていい?
華
忘れ物しちゃった、ごめん。
華はすぐ近くにある公園に駆け込んだ。
響音
ど、どうしたんだろう
空人
うん、何かあるみたいだね
空人
俺、気になるから様子見てくる
響音
え、行くの?
空人
うん、俺と華遅れるって先生に言っといて!
響音
わ、分かった。
響音
(こいつ、私の気持ち分かってないな?)
響音
ずるいよ...華...(ぼそっ)