LAN
らんらんはそう言って、 肩にワンショルダーバックを背負った
相変わらずのその白パーカーと 黒いパンツ。
整った顔立ちを見ればそりゃ らんらんに気が向くのも当然だなって思う。
すち
いるま
こさめ
みこと
そうやって話す中、俺は 昨日のことを考えてた。
暇ちゃんが本当に求めているのは 何かということを。
いるま
すち
いるま
いるま
いるま
すち
昨日はろくに寝れなかった。
少しだけ暇ちゃんの匂いがついた ベッドの上で 俺は目を瞑って涙をこぼした。
何かあったら、かー…
俺も浮気してやろうかな、そんな 悪い考えが脳裏をよぎる。
すち
俺はそっとその考えに蓋をした。
LAN
暇72
(背景なかったIn和服屋さん)
こさめ
こさめちゃんが挨拶をすると、 店の奥の方から可愛らしいおばあさんが出てきた。
店主さん
店主さん
さっき行くとき話したけど、 この人はこさめちゃんのおばあちゃんらしい。
その話を思い出すことはできなかったけど。
LAN
店主さん
店主さん
みこと
嬉しそうにぴょこぴょことみことちゃんはおばあさんの周りを 歩く。
暇72
店主さん
店主さん
LAN
LAN
らんらんはそうやって、 誤魔化した。
おばあさんは笑って、
店主さん
と、優しく言った。
店主さん
裏に声をかけると、 パタパタと足音が聞こえて、 若い女性四人ほど顔を出した
店主さん
店主さん
こさめ
みこと
店員
店員
LAN
LAN
店員
店員
いるま
いるま
店員
店員
店員
すち
すち
店員
店員
店員
暇72
暇72
店員
服を見終えて、俺らは 帰り道を歩いた。
暗がる夕焼け
こさめ
元気な声
みこと
蝉の鳴き声に
いるま
車の音。
LAN
こさめ
LAN
LAN
みこと
LAN
そんなみんなを少し離れたところで見つめる。
あそこに俺の入る枠はないらしい。
暇ちゃんも、そこにいるから。
俺がいなくても、みんな笑えるから。
すち
暇72
暇72
コメント
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ひまちゃん生きててね………スゥーー、次回…待ってます
ひまちゃん…死なないでね?こわい。次回…待ってるね
待って待ってやだよーひまちゃんー 次回…怖いけど…待ってます!