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説明後

ゆき

で、今は誰がするかって話し

昴流(すばる)

こ、告白…を?

塔真(とうま)

それより真実の愛の部屋なのにビックリですよ

ゆき

お願い、話が進まないからちょっと黙ろうか…

累(るい)

だーめだ、ゆきちゃんの顔が死にかけてるよ

エドさん

脱線、弄りのオンパレードだったからね

ゆき

そろそろマジで帰りたい、なんからスマホ触りたい

尋(じん)

じゃんけんでもするか?

ゆき

それでいいのか(定期)

エドさん

こういうのはやっぱり…俺達からの方がいい物じゃないのかい?

ゆき

ムードもクソもねぇなぁ…君たちらしいからいいけど…落ち着くわ

ゆき

まぁでも…条件付きよ?

伯玖(はく)

条件?

ゆき

やんちゃしないこと!特待生ちゃんをいじめない事!特待生ちゃんと私に面倒をかけないこと!

伯玖(はく)

と、言うことは?

ゆき

とりまめんどくさい事を起こすな!

玲音(れお)

条件はいいけど……それで何?オレらに得は?

ゆき

あらあら、なる気満々じゃん

玲音(れお)

手綱握ってくれる奴を探してるだけ

ゆき

彼女とかいう手綱役かよ…(まぁ、あれか……学園側にも面倒を頼まれてるし…)

ゆき

ま、いいわ…得か……

ゆき

そうね…私をあげる?としか言えないかな…

ゆき

人生をあげるわ、その代わり君たちの人生もちょうだい?

ゆき

どう?これは交際の話じゃなくて【契約】

翔平(しょうへい)

契約…か

エドさん

それはいいね、君を貰えるなら何をしてもいいよね?

ゆき

えぇ、もちろん

ゆき

結婚でも……何でも、その代わり私もあなた達に色々するわ

ゆき

まぁ、変なことするつもりは無いけど

累(るい)

契約…かぁ♪婚約みたいだね♪

ゆき

みたいじゃなくて婚約よ?

ゆき

どう?面白そうでしょ

次郎(じろう)

あなたのその話、俺は乗ります

ジロくんが乗るといえば次々と 【婚約(契約)】に応じた

ゆき

あら、嬉しい

ゆき

私は相当な愛され者みたいね

軽く笑い…次に目を開けた時は_

ゆき

ん"…ぁれ……

DAの医療室だった

ゆき

寝てた……のか?

体を起こすと激しい頭痛と吐き気に襲われた

ゆき

ッ……(なん、だッ……これ…きもちわるっ)

ボフッ…

頭とお腹を抑えベッドに沈む

ゆき

クッソ……

暫く目を瞑り大人しくしているとカーテンが開いた

ゆき

??

目を開けるとそこにはニコラ先生がいた

ニコラ)お、良かった目が覚めたようだね

ゆき

どーも…あたしの今の状況は……?

ニコラ)暑い日の中庭で君が倒れていたんだ

ニコラ)多分今体調が悪いのは熱中症だからかな

ゆき

そっすか…(熱中症……マジか)

ニコラ)で、君

ゆき

なんすか…?

ニコラ)君の手に真実の愛の部屋の鍵があったんだけど……

ゆき

……は?(うっそだろ…?夢じゃなかったの?)

ニコラ)何か知らない?

ゆき

あーっと…詳しくは…わかんねぇっすね

ニコラ)そっか…なんか覚えてることはない?

ゆき

わかってそうなんで言わなくていいっすか…?

ニコラ)確かに知っている物はあるけど…詳しい話はこっちとしては知らないから

ゆき

自分がその部屋に閉じ込められた時……厄介な人達がいましたね

ニコラ)厄介…(察し)

ゆき

えっと…とりあえず簡単に言えば…婚約しました

ニコラ)……簡潔すぎるね?

ゆき

だってぇ…わかんないんだもん

ニコラ)まぁでも契約で出て来れたってことは…【婚約】認定されたってことかな

ゆき

いや、普通に契約という名の婚約しましたね

ニコラ)……俺は君の思考が知りたいよ……

ゆき

あざーっす

頭を抱えてニコラ先生は「もう少ししたら良くなると思うし良くなったら好きにしていいからね」と言ってスポドリと軽いカットフルーツを置いてカーテンを 閉めた

ゆき

フー…(これってあたしだけなんかねぇ…)

そんなことを考えながらぼけーっとしていると通知が

ポコンッ…ピロンッ、チロロンッ

と、立て続けに鳴り始めた

ゆき

……あ〜…(これあれだ…)

スマホに手を伸ばし画面を開くと奴らの名前がポコポコとうつり変わっていく

ゆき

あ"〜…(精神だけあそこに移されたのか…まぁ、そうだよな、肉体は中庭にあったみたいだし……)

暫く考え込んでいると医務室の扉が開かれ私が寝ているベッドのカーテンが開かれた

ゆき

ビクッ

驚いて身体を震わせるとそこに尋が居た

ゆき

お、おぉ…どーしたの?

尋(じん)

お前…熱中症なんだろ……

ゆき

えっと…ど、どこでそれを?

尋(じん)

起きたあと…ガキ共に言われたんだ……

尋(じん)

見つけたの、どうやら2年のガキ共と特待生らしくてな…

ゆき

え?あ、そう言う…

特に触れられなかったあの話の内容……多分、私の夢なのだろう…

ゆき

(良かった、気のせいみたいだし)

体を起こし「塔真君は?」と聞いてペットボトルに手を伸ばす

尋(じん)

塔真なら仕事だ

ゆき

そ、あの子もマジメね

カチカチッ…ゴクッ……ゴクッ……

ゆき

プハ…それで?ここに来た理由は?ただの見舞い?

横目で見ると尋は真顔で「面倒事を起こす許嫁の面倒を見に来ただけだが?」 なんて…小恥ずかしいセリフを流す

ゆき

!!

尋(じん)

忘れたとでも思ったか?

尋(じん)

真実の部屋同様記憶は保持のままらしいな

ゆき

んだよ…無駄に拗ねて損したじゃない

露骨に拗ねた顔を浮かべながらペットボトルのキャップを締める

ゆき

私はもう少しここにいるわ、好きなようにしなさい

フルーツが入った皿とフォークを手に取りフルーツを口に運ぶ

尋は黙って何故かそばに居る、軽く気味が悪い

ゆき

モグモグ…ね、ねぇ……怖いんだけど?

尋(じん)

…別に俺がどこにいようと勝手だろ

ゆき

それはそうだけども、せめて本を読むなりスマホを触るなりしてよ……ガン見よ?

尋(じん)

なんかマズイか?

ゆき

なんつーか…恥ずい

ここまでガン見されてたら目を合わせるもクソもないよね、なんか……もう、自然と視界に入ってくるもん怖いもん

尋(じん)

とは言ってもな、生憎何も持ってきてない

ゆき

あ、っそ…もう頼むからあんまり顔を見ないで……

尋(じん)

普通は見られて嬉しいはずだぞ?

ゆき

お前のそれは!マジでもう圧のそれなの!分かる!?言いたい事!

尋(じん)

知らん

ゆき

あっそ!ならもう黙ってフルーツ食ってろ!‪💢

梨をフォークで刺し口に突っ込ませる

尋(じん)

ングッ…(こいつっ‪💢)

ゆき

やば、ちょーマヌケ笑

フォークを抜き取ると尋は少し噛み飲み込んでから「危ねぇからやめろ」 と怒ってきた

ゆき

ガン見する方が悪ぃんだよばーか

フォークを今度はパイナップルに刺し自分の口に運ぶ

ゆき

ん、あま♥

尋(じん)

…俺にも食わせろ

ゆき

ん、ふぁーい笑

パイナップルを刺して口に持って行くとパクッと食べた

尋(じん)

!!たしかに甘いな…モグモグ…

ゆき

〜♪モグモグ

ある程度フルーツを食べたあと…眠気の波に襲われ大人しく医務室にてねんねタイムに突入…

おねんねからのお目覚めはまた次回

とあるグールは愛され症

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