無限城(夜)…
黒死牟
きれいな月が見えてきた頃黒死牟は肩の部分に毒を負いながら帰ってきた…
黒死牟
黒死牟
ポタポタと廊下に血が滴る中、自室についた
数分後…
上半身の着物を脱いだ黒死牟は獪岳が不在のため、一人で毒抜きの仕事に取り掛かった
鋭い爪で肩にえぐり刺さっている針や短刀を1本ずつ丁寧に抜いていく
黒死牟
声を漏らさぬようにと必死に下唇を歯で食いしばる。額から流れてきた汗が傷口にしみ、眉間にシワがよる
と、扉の叩く音がする。
黒死牟
無惨
黒死牟
黒死牟
無惨
その声とともに襖が開き無惨の姿があらわとなる
ギリギリで上の着物をとった黒死牟は上半身を隠すように着物を身体に押し付ける
無惨
黒死牟
無惨
無惨
黒死牟
黒死牟
無惨
黒死牟
押さえつけていた服を少しずらすと青紫色に染まった肩を見せる
無惨
毒でずぶずぶになった肌を鋭い爪で押す…と、黒死牟は顔をしかめる
無惨
黒死牟
無惨
無惨
無惨
無惨
黒死牟
無惨
黒死牟
風呂場
冷たいタイルの上を歩きながら無惨が来るのを待つ
無惨
黒死牟
無惨は右手に稀血の入った酒瓶、左手に液体の入った試験管を持っていた
無惨
数分後…
まず最初は青紫色に染まっている肌を取り除く作業から始まった
無惨
黒死牟
無惨は爪で青紫色に変色した肌を剥がし取っていく。その間に黒死牟は小刻みに震えながら痛みに耐えた
無惨
そして消毒をしたり布で出てきた膿を拭き取ったりと淡々と作業は進み…
そして最後の毒吸いへ…。 これは黒死牟が1番恐れていたことだ。無惨が鬼を傷つけるとその傷はなかなか治らないし、後遺症としても残る可能性がある
無惨
無惨
黒死牟
言われるまで全然気づかなかった黒死牟は自分が怖がっていることが無惨に知れ、少し恥じらいを感じ顔が赤くなる。
無惨
すると無惨が黒死牟を抱き抱え、震えた身体を優しく包む
黒死牟
無惨
黒死牟
その返事が言い終わると青紫色の肌に噛みつき毒を吸う
黒死牟
噛み付いた同時に膿と赤黒い血が吹き出す
無惨
黒死牟
無惨
強く吸い付けるほど抱きついている黒死牟の腕が無惨の肩を締める
無惨
黒死牟
無惨の肩に雫がぽろぽろと流れる
無惨
黒死牟
黒死牟
無惨
黒死牟
肩に犬歯を食い込ませると舐める
無惨
無惨
黒死牟
無惨
黒死牟
黒死牟
無惨
黒死牟
無惨
黒死牟
無惨
無惨
黒死牟
無惨はそう言いうと黒死牟をおいて風呂場を後にした…
主
主
主
無惨様から誘いを受けた黒死牟…。二人はどのような進展があるのか…⁉
主
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