イケメン。

次の日。

私は家だと明るい方だ。

ガチャ

私のスマホには、『恋愛未経験者がやってよかった恋愛法』と表示されていた。

次の日。

私はそのまま立っていた。

すると2人は私に近づいてきた。

2人は、頭をとても深く下げていた。

1時間目、数学。

私は、斜め前にいる澤木くんを見た。

澤木くんは、頬杖をついてノートを取っていなかった。全く聞いていなかった。

私は授業中、澤木くんに対する愛が爆発して、全く話が入ってこなかった。

帰り道。

「おーーい！」

私を呼ぶ、誰かの声。

私は振り返った。

そこには、運命の人がいた。

本当に、現実なの？

嘘だよ。大好きな人に「一緒に帰ろう」って言われるなんて。きっと夢だよ。

そう思って、私は自分の頬をつねった。

嘘、夢じゃない。

可愛い笑い声。可愛い笑顔。全てが大好きだ。

暗かった澤木くんの顔が、明るくなった。途端に私も嬉しくなった。

私は作り笑いをした。

そしたら

気づいたら口が勝手に喋っていた。

嬉しすぎる。大好きな人と、毎日一緒に帰れるなんて。

ルンルンだった。

私はスキップしながら冷蔵庫に向かった。