僕と六つの光

明らかに悠真の様子がおかしい。 何かを隠しているような気がした。

さっき、アニキから連絡が入った。 「今日、悠真は精神的に辛そうやから 何かあったら教えてな？」と。

今はアニキはない💕と一緒に お粥などを作っていて、 悠真は1人窓の外を眺めていた。

…さて、この間の時間 どう過ごそうか。

悠真は基本、誘ったら何でも 引き受けてくれそうやけど… 悠真の苦手な事とか知らんからなぁ…

そう思った俺は、 悠真にいろいろ聞いてみることにした。

お、ちょっと元気になった？

あかん、間が持たへん…！w どないしよか…この空気…

この空気をどうしようかと 悩んでいるとき、 俺のスマホに通知が入った。

“僕なんかより”。 その言葉が胸の奥に突っかかる。

ごめんな、悠真…！ 俺は心の中で悠真に謝罪しながら、 急いで家を後にした。

わがままを言ったらだめだ。 I💙くんも、ない💕くんも、 ゆうす💛くんも、今は忙しいんだ。 僕なんかに構っている 暇なんかなくて大変なんだ…

あ～あ…僕ってやっぱり 邪魔な存在なんだよね。 こんなこと考えるから めんどくさい人って 思われるんだろうな…

いつもなら、こんな時は 勉強をして気を紛らわせるか、 自傷行為をするかなんだけど… 一応、ない💕くんたちがいるから どっちも出来ないよね…

キッチンから2人の声が聞こえる。 だめだ、元気でいないと。

そう、僕は大丈夫。

必死に取り繕う気持ちを、 僕は辛いとも思わなかった。

僕のことは気にしないで？ …僕よりも、もっと 他の人を優先してね。

廊下

りう❤️の部屋

りう❤️へ 体調は大丈夫？ ここにお粥を置いておくから 無理せず食べてね！ あ、あと！お昼の薬も 一緒に置いておくから、 ちゃんと飲んでおいてね？ お大事に！　ない💕より

ほと💙の部屋

ほと💙っちへ 体調は大丈夫？ ここにお粥を置いておくから 無理せず食べてね！ あ、あと！ お昼の薬も置いておくから ちゃんと飲んでおいてね？ お大事に！　ない💕

しょ💜の部屋