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パチパチと音を立てながら
私の家が 燃えて行く
中には人がいるのに
炎は収まることを知らない
両親が死んだということは
まだ幼い私には
理解することが難しかった
あの時私は
まだ3歳だった
3歳の私は
両親が死んだという事実がわからなかった
今は十歳で
両親のことを理解できる
この国は実力主義で
両親はその犠牲者
実力がなかったから家を燃やされた
でも私は何とか助かった
誰かが私を助けてくれた
その人は
この国でも有数の実力を持つ人だった
だかその人にも色々あって
私をずっとかくまい 続けることができない
その人は私に実力を 授け
一人で生きるように言った
だから私はここ3年間
一人でここに暮らしていた