凜香の母
まず夏美ちゃんにこれ
夏美
有難うございます
夏美へ
出会ったのは高校に入った時ですね
なんか懐かしいです
私がこの手紙を書こうと思ったのは
ストーカーの件もあるけど
もうひとつあります
夏美ってずっと海斗のことが好きでしょ?
私他人のことになると
そういうの敏感になるんだよね笑
いつもは私の事からかってくるけど
自分は好きな人作っちゃダメなんて言うけど
でも……
海斗とお似合いだと思うんだよね
だから自分に正直になって見ようよ
まぁ私が言うことじゃないけどね
確かに夏美が言うとうりに
私は綾人の事好きだよ
でも私の方が告っちゃダメな気がする
だって何となく私の存在が無くなってしまいそうだから
私のカンって結構当たるんだよ
最後に言わせて
夏美
私は夏美のことがだーい好き
夏美
海斗とも頑張れ
海斗
俺?
夏美
私は夏美と友達になったことが誇りです
夏美
ありがとう
夏美
会いたいけど絶対に後100年位はこっちに来ないでね
来たらまぁ罰として何なにか奢ってよね
来たらまぁ罰として何なにか奢ってよね
夏美
さようなら元気でね
凜香
夏美
凜香……
夏美
なんでそんな……
夏美
なんで?
夏美
なんで凜香が死ななきゃ行けないの?
海斗
夏美……
夏美
ごめん取り乱して
凜香の母
凜香夏美ちゃんのことずーっと自慢してたのよ
夏美
なんか恥ずかしいですね
凜香の母
えぇ
夏美
ありがとうございました
夏美
りんかの言いたいこと全部伝わりました
凜香の母
次は海斗くん
海斗
はい
海斗へ
いつもお兄さん的な存在の海斗は
私にとっては頼りになります
テスト勉強教えてくれたり
まぁ優しかったです
でもね
たまにはわがまま言ってもいいと思う
海斗は1人で抱え込んでて
辛くても
悲しくても
いっつも私たちの前では笑っていてくれて
でも隠れて泣いてたんだよね
私知ってるよ
話してる途中でいなくなったら
よく人目につかないところで涙こらえて
また笑顔で戻ってきてくれてたんだよね
でも
綾人も夏美も
海斗の弱いところ見せても離れていかないと思うよ
だって親友でしょ?
だから
海斗
絶対に抱え込まないで
海斗
友達として大好きです
海斗
幸せになってね
凜香
海斗
っ……
海斗
なんで知ってんだよ
海斗
なんで……
夏美
凜香は海斗とか綾人とかの事よく見てたよ
海斗
っ……うん
凜香の母
海斗くんは優しんだってずっと言ってた
海斗
っ……ありがとうございます
凜香の母
最後綾人くん
綾人
はい
綾人
ありがとうございます