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こえside

こえ

、、、、、

こえ

じゃあ僕は一旦帰るね

れる

う、うん泣ほんとにありがと、

こえ

うんいーよまた頼って

れる

わかった、!

元々僕は泣く人が嫌いだった

そんなことも我慢できないのって

すっごいいらいらして

でも、れるくんだけは違った

ずっとあの人は我慢してて、

嘘泣きなんかじゃない、

あの目はほんとに純粋そうだった

こえ

僕もあの人だけは信じてみようかな

こえ

お母さん、お父さんどう思う?

僕には元々お母さんとお父さんがいた

二人はれるくんの家とは違いすごく優しかった

こえのお母さん

次なにして遊ぼっか?

小学生の時のこえ

んー、公園行きたい!

あのときはついそんなことを言ってしまった

こえのお父さん

いーな!いこうか!!

こえのお母さん

でももう五時よ?大丈夫かしら、?

こえのお父さん

まぁまだ日は明るい行けるさ

小学生の時のこえ

行ける!?

こえのお父さん

あぁいこうか

小学生の時のこえ

やったぁ!!!

もう夕方で日は落ちかけていた

こえのお父さん

こえ~あそこの横断歩道は左右をよく見るんだぞ?

小学生の時のこえ

うんっ!!

そして横断歩道を渡ろうとしたときに

急に大型トラックがこちらに来た

あー、ぼく死んじゃったんだって

思ってたらお母さんとお父さんが僕を突き放して

身代わりになった

小学生の時のこえ

おかあ、さん?おとう、さん?

こえのお母さん

ッ、こ、え長生き、する、の、よ?

小学生の時のこえ

無理して喋らないで、!!

こえのお父さん

これ、からも、がんば、れよ

小学生の時のこえ

ッ、

あのときはほんとは泣きたかった

でも本来は僕が死んでるはずだったことだから

僕は堪えた

近所の人

キャー!!!!!!

近所の人

こ、こえくん、!!一旦こっちおいで!

小学生の時のこえ

あ、はい、

近所の人

救急車よぶからね!!

近所の人が助けてくれたお陰で

お母さんたちは救急車で運ばれるかと思ったら

救急隊員

あー、死んでますね、

小学生の時のこえ

ッ、!!!!!

もう遅かった

救急隊員

僕、おうちに一人かな?

小学生の時のこえ

ッ、はい、そうです

救急隊員

おばあちゃんとかいるかな?

小学生の時のこえ

はい、います

救急隊員

じゃあ、その人と今日から暮らそっか

小学生の時のこえ

はい、わかりました

おばあちゃんも優しい、けど

お母さんたちともっと遊びたかった

それから中学の時もずっと

無感情と言われるほど感情を表に出さなかった

おばあちゃん

こえくん、朝ごはんできてるからねぇ

中学の時のこえ

ありがとう、おばあちゃん

だからいじめられていた

ほんとはずっと苦しかった

お母さんたちのところに行ければきっとって

でも最期に長生きしてって言われたら、

もう僕は罪悪感でいっぱいになって

この事を考えるのをなるべく避けていた

高校生になってもいじめられるから

僕は家を出て一人暮らしして

そのついでで、転校することにした

こえ

おばあちゃん、いままでありがとう。

おばあちゃん

いいのよまたおいでね

こえ

うん、

結局次の高校でもいじめられた

でも一人だけ助けてくれた

でもその人の笑顔はどうもひきつっていた

なんだかなー、と思ったけど

仲良くできそうだなと思って

ちょっとずつ距離を縮めようと努力はした

まさか体調不良になってたとは思わなかったけど

そのときに初めて知ったあの人の過去

正直僕なんかよりもずっとひどいものだった

だからこそ僕は泣いちゃいけない

そんな権利はないと思った

こえ

これで、いいもんね、

こえ

そうだよね、きっと

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