コメント
2件
あーーーーー最高にかわいい、、😢😢 素直に言えない俊介がほんとにかわいい、奏多もそのことわかってるから俊介のことわかってますよーーって感じで返信するのすっっごい良い…😭😭 やっぱこの2人なんよね、さすがにすきすぎて😮💨😮💨 久々に更新してくれてまじで今週頑張れそう、ありがとう😢
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
グーッと両手を天井へ突き出して、 伸びた体をそのまま ソファへと沈ませる
在宅ワークだし、 外へ出る事は少ないにしたって やっぱり雨天が続けば気が滅入る
見事に集中が切れてしまった僕は、 机に置いてあった携帯へと 手を伸ばした
俊介(シュンスケ)
そうと分かっていても、 こんな時に メッセージを送りたくなるのは 奏多しかいない
今朝のやり取りから動いていない メッセージチャットを開き、 何を送ろうかと悩み始める
仕事おつかれ... は何か今送る事じゃない気がするし
雨止まないね... は何かアホっぽいな
うーん、 仕事に集中出来ない... も違うなぁ
送る内容が中々決まらず、 書いては消すを繰り返してしまう
大体、今送ったって 奏多は仕事中で見れないだろうし、 返事が返ってくるの いつか分かんないし... 何か虚しくなってきたな
メッセージを送るの止めよう、 そう思って携帯を机に戻した時
___ヴーッヴヴッ___
何かしらの通知を知らせる バイヴ音が鳴り出した
音のリズムから察するに メッセージアプリのものだ
今、携帯を置いたばかりだとゆうのに... 絶妙にタイミングの悪い通知だな
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
スマホのディスプレイに 浮かび上がった 通知に書いてあった名前は、 今まさにメッセージを送ろうか どうしようかで迷っていた相手だった
僕はキュウリを傍に置かれた猫の様に ソファから飛び起き、 タッタッタッと軽快に メッセージアプリを開く
俊介と奏多の個チャ
奏多
奏多
奏多
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
どうやら雨の中、 外回りに行かなくてはならなくなった 奏多が 悲しみのメッセージを 送ってきたらしい
使う顔文字が何かおっさん臭いのが 奏多の可愛さだと、 僕は密かに思っている
そっか... これから外回りなんだ... 社畜は大変そうだなぁ
俊介と奏多の個チャ
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
わざとふざけた絵文字を付けて 返信をする
今は...16:10か
もしかしたら 奏多は外回りで そのまま直帰かもしれない
だったら家に誘おうかな?
でも今日は水曜だし、 明日も奏多は出勤のはず
だったら家に呼ぶのは迷惑だろうか?
___ポコッ___
俊介と奏多の個チャ
奏多
奏多
奏多
看病...しに行っても良いんだ...
何でもない奏多の言葉に、 キュッと胸が締まる音がした
それなら風邪引いても良いかも、 なんて不謹慎な事を思いながら 返事を打つ
俊介と奏多の個チャ
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
...可愛くない
何で素直に『任せて!』 とか言えないんだろうか
面倒臭いなんて少しも思ってないし、 なんなら弱っている奏多は可愛いし 来るなって言われても 看病に行こうとさえするだろう
そりゃ風邪引かないのが 1番だろうけど、 これじゃあ冷めた人みたいだ
___ポコッ___
俊介と奏多の個チャ
奏多
奏多
俊介(シュンスケ)
何で、そう... 全部分かってます みたいな反応返してくるんだよっ!
素直に言えなかった僕が 恥ずかしい奴みたいじゃないか!
俊介と奏多の個チャ
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
勢いに任せて また可愛くない返信をしてしまった
ここまで素直になれないのは、 いっそ奏多のせいなんじゃないか と的外れな責任の擦り付けを始めた頃、 奏多から決定的な返信が返ってくる
___ポコッ___
俊介と奏多の個チャ
奏多
奏多
奏多
奏多
奏多
俊介(シュンスケ)
聞こうかどうか 迷っていた内容が奏多から届き、 思わず口角が上がってしまう
それにしたって 顔文字がおっさん臭い...w
どうしようか...家に誘う?
でも、久々に早く帰れる って言ってるし疲れてるかも
誘ってみるだけタダだって よく直哉が言ってるけど、 こっちは精神削るんだから タダではない
でも...会いたいしなぁ
スマホのキーボードに指を添え、 ゆっくりとタップしていく
俊介と奏多の個チャ
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
送った
送ってしまった...
何度も誘ってみた事はあるけど、 いつまで経っても慣れない
会いたいって 筒抜けな気がして恥ずかしくなる
でも、分かってるんだ
奏多は絶対...
___ポコッ___
俊介と奏多の個チャ
奏多
奏多
奏多
奏多
奏多
断ったりしないんだ
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
本人を目の前にしたら 中々言えない言葉
文字にしたら数センチすら無い言葉
僕はまたこっそりと、 自分だけに言い聞かせてる
俊介(シュンスケ)
俊介(シュンスケ)
今度こそスマホを机に置いて、 僕は仕事そっちのけで 家の掃除を始めるのだった
〜fin〜