苦しい
痛い
イヤだ
辛い
”あの時”がフラッシュバックする
あの時と似たような感情が
あの時と真反対の原因で引き出された
そう、
あの時は_____
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母
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母
ボガッ
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逃げたい
けど、俺には味方がいない
ガチャッ
父
母
母
父
母
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逃げ出せる筈もなく
理由すらなく
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父
ttn
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母
母
父
バタンッ
砕けた
昔はこんなんじゃなかったのに
いつからか
何処かが絶えず痛い
ttn
でも、
家に居られるだけマシなんだな_______
ガチャッ
母
ttn
とか思ってたけど、
母
母
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現実は非常に冷酷だ
逃げ出せた
やっと、あの家から
嬉しいはずだった
でも、嬉しくなかった
昔みたいに家族団らんで
もう一回笑い合えることを
密かに期待していたからだ
確かに
もう二十二歳にもなるし
身長だって160だし
生まれつき片目が使えないような俺には
これが普通なんだと納得した
そりゃそうだ
家族がこうなったのも
きっと俺の所為だ
そんなことを考えながらふらふらと歩いていたら
暗くて明るい何処かへ辿り着いた
ttn
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そう呟いたその瞬間だった
誰かが、俺に向かって
何かを語りかけた
jpp
jpp
いや、危ないわけがない
立派な大人なんですけど
ttn
ttn
jpp
jpp
「 家 」
その言葉を発した君の口が、急に閉ざされた
顔に出ていたことが、自分でも分かった
jpp
jpp
えっ
受け入れてくれるってコト?
見た目も第一印象すらもこんなクソみたいな人間を?
本当に_____?
ttn
jpp
涙があふれ出しそうだった
涙を、笑みに代えた
ttn
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心臓が痛かった
このときから、していたんだ
jpp
jpp
君に、
恋を
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それが、俺と君の出会いだった
ttn
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あの家のことを思い出してしまった
でも思えばあんな所に比べたら
この家は綺麗で
あらゆるシアワセが詰まっている
ttn
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彼が病魔に冒される前
遊んでいた日のことを思い出した
ゲーム機を置いてきたから取りに行こう
そんな軽いノリだった
コンコン
ttn
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クシャッ
ttn
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紙に書いてあったのは、
彼の病名だった
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原因は、
「ストレス」
と、書いていた
更には
余命すらも目に映ってしまった
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彼と同棲して2年は経つ
でも確かに
もともと独り暮らししてた奴の家に急にお世話になって
彼も人と接する機会が何倍にも増えて
そらストレス溜まるわな
あの時俺が断っていたら
今も彼は楽しく暮らしていたんだろうな
ttn
ttn
自分の部屋に戻る
ttn
ttn
頭がもういっぱいだった
とりあえず今日は、考えるのを辞めた
寝ることにしたした
寝れないよ
誰か助けて
おやすみって言いたいよ
誰か______
jpp
空は紫がかり
ほそい雲が輝く
今日も眠れぬまま
朝を迎えた
jpp
答えは知っている
何年も前のあの時からだ
その時から何年も、仮眠で過ごしてきた
病因こそ、寝不足によるストレスだった
まだ俺が小さかった頃、
俺には兄が居た
いつも笑顔で、やさしい兄だった
兄
jpp(幼少期)
そんな兄さえも、
守れなかった
jpp(幼少期)
jpp(幼少期)
兄
兄
jpp(幼少期)
何も知らずに歩き出した
背後から迫るナニカに気付かなかった
兄
jpp(幼少期)
そこからだ
今の俺は、そこから始まった
今に繋がる2つが生まれた
”眠れない”
”誰かを救いたい”
その2つが。
NEXT...♡1000
コメント
5件
ガチ泣きしちゃいます😭