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ある日の昼休み

いつも通り僕は

さとみくんを探す。

いつもならいるはずの

屋上に彼が

いなかったからだ。

ころん

さとみくん、どこにいるんだろ…。

しばらく学校の中を

ウロウロしていると

さとみくんらしき人が

谷川さんとと話してるのを見つけた。

僕は話しかけようとしたが

会話の内容を聞いた瞬間

思わず足が止まった。

なんとさとみくんは

うちの学校1人気な

谷川さんに告白されていたからだ。

僕は息を潜めて

二人の会話を聞く事にした。

谷川さん

あ、あのさとみくん!

さとみ

何?

谷川さん

わ、私…さとみくんの事が、好きなんです!

谷川さん

私でよければ、付き合ってください!!

彼女は

ひどく震えていたが

勇気をだして

さとみくんに告白した。

さとみくんは.....

彼はなんと言うのだろうか。

興奮気味に会話を

聞き続ける。

さとみ

.....いいよ。

谷川さん

えっ?

谷川さん

いいの?

さとみ

うん。

谷川さん

あ、ありがとう!

泣きながら彼女は

喜んでいる。

その姿を見て僕は

なぜか胸が痛くなる。

だがきっとこの胸の痛みは

友達に美人な恋人が出来たという

嫉妬だと思う。

決してさとみくんに

彼女が出来たから

胸が痛くなったという訳ではない…

と、思う。

あの後

僕はすぐさま

屋上に戻り

彼を待った。

その数分後に

さとみくんは

何食わぬ顔で屋上に来た。

さとみ

よっ、ころん。

ころん

あ…さとみくん。

さとみ

何?

ころん

いや、別に…。

さとみ

…変な奴。

僕達の間に

痛い沈黙が流れる。

なんとか沈黙をなくそうと

口を開く。

ころん

さとみくん。

さとみ

何?

ころん

さとみくん、谷川さんと付き合う事にしたの?

さとみ

…なんで知ってんの?

ころん

た、たまたま見ちゃって。

さとみ

ふ〜ん。

ころん

な、なんで付き合う事にしたの?

さとみ

ん〜。

さとみ

単純に、彼女がいたら告白断りやすいかなって思って。

ころん

え、そうなの?

さとみ

うん。

ころん

じ、じゃあ誰でもよかったの?

さとみ

…まぁ、そうかもな。

ころん

.....それじゃあさ

ころん

僕でも、良かったじゃん…!

さとみ

.....は?

僕はすぐさま

発言した事を後悔した。

だって僕でも良かったじゃんって

おかしいし

さとみくんからしたら

ただ気持ち悪い奴にしか見えないじゃん。

僕のバカ。

だが彼が言った事は

僕の想像とは違った。

さとみ

…そうかもな。

ころん

え?

さとみ

ころんは気利くし、いい奴だから

さとみ

ころんが、彼女ってのも面白いのかもな。

ころん

......

ころん

そ、そうかな?

さとみ

うん。

さとみ

しかも、お前といると楽だし。

ころん

あ、ありがとぅ。

その瞬間

さとみくんは

ふはっと笑い出した。

さとみ

どういたしまして。

そう言う彼の笑顔は

太陽と比べられるほど

眩しいものだ。

さとみ

でもな、ころん。

さとみ

俺とお前は男なんだ。

さとみ

俺は、残念ながらホモじゃない。

さとみ

だからお前とは付き合えない。

さとみ

ごめんな。

ころん

っ.......。

ころん

べ、別に僕もさとみくんとなんか付き合いたくないし!

さとみ

そーか。

さとみ

お前は可愛いから、すぐに彼女出来ると思うからさ。

さとみ

頑張って、彼女作れよ!

ころん

さとみくんに言われなくても、作ります!

さとみ

頑張れよ。

なんで…

なんでそんなこと言うの?

僕は彼女なんて欲しくない。

僕には…

君がいればいいのに。

なんでそんな悲しいこと言うの?

言いかけたその言葉を

静かに心の中で唱えるのだった。

転入してきた彼は桜のようだった。

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コメント

13

ユーザー

続き気になる… 次回も楽しみにしてます!

ユーザー

続き気になる!!!ここでころんくんに「俺(僕)にすれば?」みたいなことを言う人がいたらもっといいかもしれないぃぃぃ(勝手に妄想)

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